30日(土)17時半現在、九州北部から東北にかけて前線に伴う雨雲がかかり、一部で発達した雨雲もあります。10月1日(日)にかけて前線や低気圧の影響で、西日本から北日本で大気の状態が非常に不安定になるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風・激しい雨に注意が必要です。
10月1日にかけて、前線が西日本から東日本を通過するでしょう。また、別の前線を伴った低気圧が日本海を北上し、前線が北日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、西日本や東日本の上空約6000メートルにはマイナス6℃以下、北日本の上空約5500メートルにはマイナス15℃以下の寒気が流れ込む予想です。このため、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。30日の夜は九州から北海道にかけて日本海側を中心に雨や雷雨で、局地的に雷を伴って激しい雨が降るでしょう。太平洋側にも所々に雨雲や雷雲がかかりそうです。落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意が必要です。
10月1日は九州や中国、四国は明け方まで、近畿や東海は朝まで、雨や雷雨で、激しい雨の降る所があるでしょう。日中は次第に晴れ間がでそうです。関東は日は差しますが、所々で雨や雷雨になるでしょう。屋外のレジャーなどは天気の急な変化にご注意ください。北陸から北海道は日本海側を中心に断続的に雨や雷雨で、雷が鳴ったり、激しい雨が降ったりする所があるでしょう。北海道の日本海側北部では大雨になる恐れもあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上～50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
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