コパ・アメリカを取材していて感じるのは、南米は“村社会”だな、ということだ。たとえば、同じ大陸選手権であるユーロは、ヨーロッパ以外の国からも多数の取材...
たとえば、同じ大陸選手権であるユーロは、ヨーロッパ以外の国からも多数の取材陣が訪れ、それを前提に大会運営がなされている。つまり、外に向かって開かれている印象を受けるのだ。実際、今大会はアメリカで開催されているにもかかわらず、メディア向けのアナウンスは、ほぼスペイン語のみで進められている。しかし、狭い社会だからこそ、ライバル関係が生まれやすい。結果として、準決勝のウルグアイ対コロンビア戦後の事件のようなことも起こってしまうのは残念だが、むき出しのライバル意識が、大会を盛り上げる大事な要素になっていることは間違いない。今回も開催国のアメリカをはじめ、CONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)から6か国が出場したが、南米勢にしてみれば、メキシコやアメリカならともかく、新興のカナダやパナマが決勝トーナメントに進出したことは明らかな番狂わせであり、大会に新たな興味を加える要素になってきたと言えるだろう。
アメリカは、サッカー人気という点では発展途上ながら、スポーツが非常に盛んで充実したスタジアムも数多い。そうしたハードと、コパ・アメリカというソフトが結びついた今大会は、今後さらにこの大会が盛り上がっていく可能性を示したと言えるのかもしれない。頂上決戦に駒を進めたのは、前回大会に続く連覇とともに、歴代単独最多となる16回目の優勝を狙うアルゼンチンと、地元開催の2001年大会を除けば、初優勝となるコロンビア。優勝回数には大きな差のある顔合わせだが、ここまでの勝ち上がりを見る限り、両者の実力は拮抗している。メッシが37歳、ハメスが32歳と、年齢は5つ違うが、全盛期とは異なるプレースタイルでチームを決勝まで導いてきたという点で共通する。
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