巨人のルーグネッド・オドーア外野手（３０）が８日、右翼で軽快な動きを見せるなど上々のオープン戦デビューを飾った。もともとは二塁手で、メジャーで外野経験は９試合しかなかったが、謙虚に新天地への適応を進
める助っ人を、内田拓希記者が「見た」。オドーアが試合前から必死に白球を追っていた。右翼に入ったノック。飛球をあえてバウンドさせ、様々な体勢で捕球を繰り返した。ＭＬＢの本拠地では２球場しかない人工芝の京セラＤ。日本人選手も「地面が硬くてバウンドが難しい」と口にする球場のクッションを黙々と確かめていた。
オープン戦デビューで最初の守備機会は２回無死。オリックス・森の鋭い当たりが右翼線へ。３バウンドでフェンスへ達した打球に最短距離で追いつき、クッションボールも難なく処理して二塁へ送球した。ＭＬＢ時代は内野が主戦場で通算１１５４試合中、外野での出場は９戦のみ。慣れ親しんできたわけではないポジションで、３度の守備機会を無難にこなした。 バットでは３打数無安打も低めの変化球に食らいつき、計６スイングで空振りはなし。メジャーでは直球系が打率２割７分６厘で変化球は同２割７厘と速球を得意にしていたが、ＮＰＢに対応した打法への脱皮を図っているように映る。
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