南濃みかん使ったクラフトジン完成 岐阜・海津の酒店店主ら考案、ワイン造りの絞りかす活用 岐阜新聞 岐阜
岐阜県海津市南濃町特産の南濃みかんで作ったクラフトジン「南濃みかんGIN」が13日に発売される。昨年、南濃みかんを使ったワインを企画した水谷酒店(同市海津町馬目)の店主、水谷昌貴さん(47)らが、ワイン造りの工程で出た搾りかすを再利用できないかと考案。甘酸っぱい南濃みかんの香りを生かした新商品が生まれた。
ジンの香り付けに入れる「ボタニカル」として、ジンの基本となる木の実「ジュニパーベリー」のほかに、果汁を絞り終えた南濃みかんをミキサーしたペーストを加えて製造。温州みかんや、より酸味の強い品種「セミノール」も入れた。完全にろ過せず、香りや味を含む油分をうす濁りとして残した。 昨年、規格外で売り物にならない南濃みかんを使ってワイン造りに挑戦した水谷さん。果汁を搾っても半分ほどが搾りかすとして残り、肥料として畑にまいていた。これを酒に生まれ変わらせようと考え、「香りを生かすならジン」と、岐阜中津川蒸留所(中津川市)に製造を依頼。皮のみを使ったり、ジュニパーベリーとの比率を変えたりして試験蒸留を重ねた。「ジンとしての味の骨格もあり、酸味のある南濃みかんらしさを感じられる酒になった」と胸を張る。
ラベルは、ワインに引き続き海津市内のデザイン事務所「デザインSORA」が手がけ、乾燥させた南濃みかんの輪切りと葉を飾った。同社の渡邉路子さん(48)は「輪切りはステンドグラスのように光が透過して色がきれい。手に取る人に南濃みかんのお酒だとストレートに伝わる」と話す。1本(500ミリリットル入り)で4500円(税抜き)。531本限定で、同店などで販売する。
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