ゴールデンウィーク期間中に開催され、連日大盛況の「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。熱量の高めの最終日の様子をお届けします。
5月3日~5日のゴールデンウィーク期間中に開催され、連日大盛況の「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。最終日の5月5日は、フィナーレにふさわしい見応え抜群のプログラムが目白押し。熱量の高めの最終日の様子をお届けします。
1曲目はクラーク(辻峰拓編)の「トランペット・ヴォランタリー」、2曲目はアーバンの「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」というトランペットの定番曲を、井上道義氏と新日本フィルハーモニー交響楽団との共演で披露しました。また、この公演には、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」初出演となる、14歳の若き天才トランペット奏者・児玉隼人氏も参加。14歳でここまで堂々たる演奏とは…まさに脱帽。 第1部「チルチェンセス」は古代ローマ帝国の暴君・ネロが行った、キリスト教徒に向かって飢えたライオンを放つ残虐な祭り。激しさがほとばしる演奏で祭りの恐怖や混乱の画が浮かびます。第2部「50年祭」は、うってかわって中世キリスト教の神聖な祭り。厳かな教会の鐘が鳴り響くような音色に安堵。第3部「10月祭」は、収穫を祝うお祭りがモチーフ。出だしの角笛風のホルンが印象的です。第4部「主顕祭」は、また一変して、20世紀の派手なお祭りを表現。陽気で明るい演奏で最高潮の盛り上がりを見せつつフィナーレ!緩急があり、1部~4部で表現が全く違うため、すっかり引き込まれてしまい約25分の演奏もあっという間。音楽に明るくなくても分かる、すごいものを聴いているという感覚。終演後の鳴り止まない拍手と「ブラボー!」の声。この熱狂の中にいることが気持ちいい、そう思いました。もう一つ、どうしても私が聴きたかったのが、ホールAで12:45〜13:30に行われた公演番号:312「ショパンの甘美なアオハル・コンチェルト」。出演は、ピアニスト・小林愛実氏、群馬交響楽団、指揮・横山奏氏です。
真紅のエレガントなセットアップで登場した小林愛実さん。一見、小柄で可愛らしい印象ですが、演奏が始まると一変。全身全霊を傾けて鍵盤と向き合います。時にもの悲しく、時には力強く、美しく甘美な音色にうっとり。その世界観にどっぷり引き込まれました。ムード満点!夜の「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」も最高!
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
GWの丸の内仲通りにクラシックを楽しむお客さんがあふれる! 2日目も音楽三昧の『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』レポート5月4日に開催2日目を迎え、5月5日には閉幕する「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。初日以上の盛り上がりを見せた2日目のレポートをお届けします!
Read more »
初日から大盛況! 無料プログラムも大充実の『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』初日レポート5月3日に初日を迎えた「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。初日のレポートをお届けします!
Read more »
笑わせてくれるのかと思ったら感動させられたふかわりょうさんのピアノ『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』丸の内エリアコンサートオープニングイベントレポ5月2日(木)、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 丸の内エリアコンサート」のオープニングイベントが丸ビル1階マルキューブにて開催。ふかわりょうさんが登場し、ピアノ演奏を披露しました。
Read more »
初日・5月3日(金)『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』の見どころピックアップ!いよいよ本日5月3日(金・祝)から、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」がスタート!5月3日の見どころをご紹介します。
Read more »
トロンボーン奏者の中川英二郎氏が語る音楽/起源/進化、そしてテクノロジー:「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」と「Apple Music Classical」の関係(1/4 ページ)Apple 丸の内のイベントで、トロンボーン奏者の中川英二郎氏が生演奏や対談を行った。自身も出場するクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」やAppleとの関係を、林信行氏が聞いた。
Read more »