1181年、中国と日本の天文学者チームが、カシオペア座の中にいわゆる「客星(guest star)」が185日間現れその後、永遠に消え去ったことを記録している →842年前カシオペア座の中に現れてすぐ消えた「ゾンビ星」を発見
晴れた夜に北の空を見上げると、有名なW型の星座、カシオペアが見える。一度この見慣れた形に並ぶ明るい5つ星を見たら、二度と見逃すことはないだろう。それは見つけやすいからだけではなく、カシオペア座が北極星を周回する「周極星座」であり、北半球の夜空にほぼ常に見えているからだ。もしそこに6番目の明るい星が突如現れたら、あなたも世界中の天文家たちも気づくはずだ。
あれはなんだったのか? ほぼ間違いなく超新星だ。星が爆発したり2つの星が衝突することによって起こる現象で、観測されることは極めて珍しい。事実、人類の歴史上、そのような客星はわずか9回しか観測されておらず、そのほとんどが古代の出来事だ。 Pa 30は星雲であり、10年ほど前から知られている。2013年にアマチュア天文家で共同著者のダナ・パチックが最初に発見したが、撮影したのは1度だけで非常に微かで散乱した天体として写っていた。そこは発光するガスや塵などの物質が密集する領域だ。本研究によって、Pa 30が1181年に観測された超新星の源であることが確認された。 同じく重要な発見として、この新研究によってPa 30は硫黄とアルゴンが豊富で、水素とヘリウムを事実上含まないことがわかった。その事実は、アリゾナ州キットピーク国立天文台にある2.4mのヒルトナー望遠鏡に取りつけられた硫黄を感知する新しいフィルターを使うことによって明らかになった。そこでは露光時間2000秒でPa 30の写真が3枚撮影されている。Pa 30は過去10年間、いくつかの論文の主題になったが、その中心要素を明らかにしたことで、Pa 30が2つの白色矮星が衝突した結果である可能性が高くなった。
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