高級な「阪急」とデパ地下「阪神」で明暗 中間価格帯が売れない消費行動の二極化 ファッションなど高額品の需要が高まる一方、中間価格帯の紳士服や生活用品などは振るわない。
新型コロナウイルスによる行動制限が昨年春に解除され、活況が戻りつつある百貨店。ところが消費者の購買動向は大きく変化している。ファッションなど高額品の需要が高まる一方、中間価格帯の紳士服や生活用品などは振るわない。背景に物価高と実質賃金の低迷による生活防衛意識、専門店やインターネット販売の拡大がある。各社は生き残りへ、多様な商品価値を提案するなどの新たな戦略を練っている。「デパ地下といえば阪神やろ」。そう考える大阪人は多いようだ。阪急阪神百貨店の阪神梅田本店(大阪市北区)の地下1階食品売り場「阪神食品館」入り口には、人気店の洋菓子を求めて行列をつくる人々の姿が店外にまで続く。
ただ、店全体の業績をみると手放しで喜べない。向かい合う位置関係にある阪急うめだ本店(同)の売上高は昨年10月以降、コロナ前の平成30年の水準を上回るペースで回復しているが、阪神の客数はコロナ前の約80%水準にとどまる。一方で阪急は主に若者向けに最先端のファッションを打ち出し、高額なラグジュアリーブランドや宝飾品、時計などを充実させてきた。インバウンド(訪日外国人客)を含めて富裕層による積極的な高額品購入が回復を支えている。 このほか、販売不振からの撤退も相次いだ。オンワード樫山は令和3年、米国の「CKカルバン・クライン」の取り扱いを中止。国内ブランド「ダーバン」などを展開していたレナウンは経営不振に陥り、2年11月に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。
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