■高校卒業…カバン１つで上京、さぁ大博打（ばくち）
高校１年生の夏から毎週末、レッスンに通っていましたが、やっていることは華やかでなかった。レッスンを終え、新宿から甲府に帰る中央線特急「あずさ」の車窓に映る自分の姿を見て、「オレはいつ日の目を見るんだ？」「一体どうなるんだろうか？ 大丈夫なのか」と、よく疑心暗鬼になりました。
モチベーションが落ち、レッスンに３、４カ月行かない時期もありました。他の人たちに負けられないから、行けばレッスンは一生懸命頑張ったけど、一時期、学校の方が楽しくてサボったんです。周りには女の子たちもいましたし。《この電話から約２カ月過ぎた夏、舞台で初めて歌う機会を与えられた》
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