旅立ってしまった人目線で、遺された人への想いを描いた映画『パレード』が動画配信サービス「Netflix」で配信中だ。
今作には、河村プロデューサーが手がけた作品のオマージュがたくさん入っています。勝利がグラスで飲んでいた焼酎は、『ヴィレッジ』の霞門村(かもんむら)の焼酎だったり、マイケルの部屋に飾られていたトロフィーは、河村さんが賞を取った時のトロフィーだったり。ナンバー1つをとっても、全部に意味があります。2回目以降は、気になるところで一時停止して、画面の隅々までじっくり見ていただくのもいいと思います。――長澤さんは、冒頭から冬の早朝の海で横たわる身体的にハードなシーンや、「自分は死んだ」と知ったショックで過呼吸気味になる難易度の高いシーンがありました。死を自覚し、絶望し、その運命を受け入れ、やがて周囲や遺された人々をも包み込む慈愛を発揮していく美奈子をどのように演じましたか?美奈子は現実世界のままの意識で“死者たち”の世界に来てしまって、自分が死んだことを知らされても受け入れることができず、最初は混乱しているんですよね。複雑な思いを持つ立場にいたのですが、美奈子がいつの間にか“死者たち”の世界に溶け込んでいるように演じられたら、『パレード』の世界観が必然的に備わっていくのではないか、という思いが途
藤井監督に対しては、『ディアンドナイト』(19年)の世界観、登場人物たちのエモーショナルで美しい姿の印象があったので、とてもロマンチストで物静かな方なのかな、と思っていたのですが、現場の藤井監督は思っていた以上に熱い方でした。この作品に対する思い、映画づくりにかける思いが熱くて、その鮮度をずっと維持されていて、伸びしろを常に探そうとしている気迫に圧倒されました。監督を信じて、私も向き合いたいという気持ちになりました。こちらこそ、です。僕は、映画は監督が全部の責任を負うべきだと思ってるし、失敗したら監督のせいだし、観客の人たちに絶対損はさせたくない、という思いで生きているんですけど、現場で雑談していた時に、長澤さんも主演として、全く同じ気持ちで作品と向き合ってくださっていることを知り、さらに尊敬の念が深まりました。一生に一度ではなく、自分がもっと成長して、また、いつかご一緒したい、と思いました。長澤さんがおっしゃったとおり、僕も『余命10年』で初めてご一緒した時に、いつもニコニコしていて穏やかそうに見えるけど、心の奥では作品作りに対する情熱がグツグツとマグマのように煮えたぎっている方だな
河村さんにお会いしたことはなかったのですが、藤井監督をはじめ、皆さんの気持ちで一つの作品が生み出されていくことに心が揺さぶられましたし、この作品のような“死者たち”の世界があってくれたらいいな、と思えたことがアキラを演じるモチベーションになっていました。
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