自民党は20日、岸田文雄首相(総裁)の後任を選ぶ総裁選を「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決めた。その嚆矢(こうし=最初)として、小林鷹之前経済安…
自民党は20日、岸田文雄首相(総裁)の後任を選ぶ総裁選を「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決めた。その嚆矢(こうし=最初)として、小林鷹之前経済安保相(49)が19日、出馬会見を開いた。自民党が与党の地位を長らく占めた戦後の「55年体制」の象徴だった派閥。政治資金パーティー収入をめぐる裏金事件を受け、主要派閥は解散し、岸田首相が再選不出馬に追い込まれた。まさに、「ポスト派閥」を象徴する会見となった。「派閥のたが」が外れたことで、10人を超える候補者の名前が挙がる乱戦の様相を帯びてきた。2020年10月、筆者は東京・永田町の衆院第1議員会館の1212号室の控室で、安倍氏と膝詰めで座っていた。中国の軍や政府の内部資料や演習などをもとに、筆者がつくった「台湾有事のシミュレーション」を説明するためだった。
そのシナリオは24年の設定だった。3期目に入って権力基盤が堅固となった中国の習近平政権が、人民解放軍による大規模軍事演習や、海警局(海上保安庁に相当)の監視船を台湾周辺に展開して、台湾併合に向けた行動を起こすというシナリオだった。「この年は極めて重要ですね。1月の台湾総統選だけではなく、9月には自民党総裁の任期もある。そして、11月の米大統領選と続く。こうした混乱期に、この国を誰が導いているかが極めて重要だと思います」毎回必ず尋ねられたのは、「台湾有事」関連だった。レクチャーを重ねるごとに、その質問はより現実的かつ具体的な内容となっていった。安倍氏が3選を狙っているという筆者の仮説は、確信へと変わった。こうした日本の国難のかじ取りを誰に託すのか。今回の自民党総裁選の意義は極めて重い。(キヤノングローバル戦略研究所主任研究員・峯村健司)
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