ロシアの民間軍事会社ワグネルと創設者プリゴジンの起こした反乱をめぐっては、2つのシナリオが考えられる。1つはロシア指導部と共謀して一芝居を打…… → ワグネルの反乱とは何だったのか? 考えられる2つのシナリオと今後の展開
ロシアのロストフ・ナ・ドヌーで2023年6月24日、南部軍管区司令部を掌握した後に演説する民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン(Wagner/Anadolu Agency via Getty Images)
最近のロシアでは、政治が絡んだ出来事の真偽を見極めることはほぼ不可能だ。プーチン大統領が数十年にわたって展開してきた偽情報戦争の影響である。英ジャーナリストのピーター・ポメランツェフの著書名を借りて言えば、ロシアでは「真実は存在せず、何でも起こり得る」のだ。 いったい何が目的だったのだろうか? 何が達成されたのか? それについては後ほど触れるとして、もし今回の騒動が歌舞伎のように様式化されたショッキングな一芝居だったとしても、ロシア史においては帝政時代から先例があり、何ら目新しいことではないという事実を念頭に置いておいてほしい。19世紀のロシア人作家レールモントフは、カフカス地方を舞台にした古典小説『現代の英雄』で、権力者が意図的に現実を覆い隠し、支配の道具としてパラノイアをまん延させる様子を余すところなく描いている。
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