ホイール汚れを防ぎたい人は“鉄分”に注目! その原因と対策
ブレーキは鉄製のローターを金属や樹脂などで出来たパッドで挟み込むことで効く仕組み。そのときにパッドとローターが摩擦して、エネルギーを熱にして制動力を発生する。そのときにはそれぞれが摩擦で削れて粉が舞う。それがブレーキダストだ。
欧州車でも日本車でも同じようにダストは発生するが、その成分が異なる。まず欧州車のパッドは鉄分が多い。これは想定している速度域が違うから。鉄分が多いパッドは高温での効きに優れる。欧州ではアウトバーンを代表に高い速度での巡航もあり、そこでのフルブレーキ時に効きが甘くては重大な問題になるので、ある程度耐熱性の高いパッドが必要となり、そうなるとおのずとパッドに多量の鉄分を含むことになってしまうのだ。 対する国産車は、それほど高い速度域がない。国内最高で120km/h。ほとんどの高速道路は100km/hだし、一般道は60km/hが標準。そうなると欧州車のような耐熱性が求められなくなってくる。ならば、パッドは樹脂と鉄以外の金属が主でそれらを混ぜて固めて焼いてあるものの方が、ホイールに対する攻撃性が低く、低温時の鳴きも発生しにくい。そしてダストがホイールに付着する原因はその鉄分にある。鉄がホイールの塗装に突き刺さってしまうのだ。それによって簡単には取れないブレーキダストができあがってしまう。
そこでそれを落とすのによくあるのが紫色のホイールクリーナーだ。これはチオグリコール酸アンモニウムという成分が鉄と反応し、紫色に変色。鉄粉付着の原因と鳴っている錆を還元し、浮かせることでホイールダストを除去できるもの。もちろん、そういったクリーナーでの除去も有効だが、こまめに洗わなければならないのは同じだ。また、簡易的にサーキット走行前にワックスやスプレータイプのコーティング剤などを塗っておくと、走行後の汚れが落ちやすい。これはレースでも行われていて、レースではタイヤカスがホイール内側に堆積してステアリングにバイブレーションが発生することがある。それを防ぐためにできるだけタイヤカスやブレーキダストがつきにくいように、ホイール全体に簡易的なコーティングを施す。ダストを防ぐ目的ではないが、ブレーキを冷やすための導風板も有効。サスペンションアームに走行風をブレーキ方向に導くために装着される導風板。目的はブレーキを冷やすことだが、走行風がホイールの内側から強く当たることで、ブレーキダストを外に排出しやすくなり、ホイールにダストが堆積しにくくなる。これだけでダストを防ぐことはできないが、スポーツ走
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