かゆみの悪循環を錯覚で断ち切る「かゆみ止めデバイス」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

South Africa News News

かゆみの悪循環を錯覚で断ち切る「かゆみ止めデバイス」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
South Africa Latest News,South Africa Headlines
  • 📰 forbesjapan
  • ⏱ Reading Time:
  • 31 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 16%
  • Publisher: 51%

掻けば掻くほどかゆくなる「かゆみの悪循環」を断ち切る画期的なかゆみ止めデバイス

何かの刺激でかゆみを覚えると、人は咄嗟にその部分を爪で掻きます。一時的なかゆみはそれで収まることが多いのですが、アトピー性皮膚炎などの慢性的なかゆみに悩む人たちは、掻けば掻くほどさらにかゆみが増す「かゆみの悪循環」という困った現象にも苦しんでいます。それを温度刺激で抑えようと考えたスタートアップが、画期的な新デバイスを誕生させました。

皮膚に温かい刺激と冷たい刺激を同時に与えると、ほんとうはそれほど熱くないのに熱く感じたり、痛みを感じたりすることがあります。これは「サーマルグリル錯覚」と呼ばれる錯触現象です。これを利用すれば、爪で引っ掻いて皮膚を傷付けることなく、かゆみを抑えることができます。こうした研究成果を役立てたいと5人の大学教員が起業した大阪ヒートクールは、サーマルグリル錯覚を与えるデバイスを2年間かけて開発し、特許を取得。「ThermoScratch」(サーモスクラッチ)として製品化に成功しました。皮膚のかゆみは脊髄神経を通って脳に送られますが、このかゆみ伝達神経は、皮膚を掻きむしることで活動が高まります。また、かゆいところを何度も掻くとNPTX2というタンパク質が増えて、それがさらにかゆみ伝達神経の活動を高めます。そうして掻けば掻くほどかゆくなる「かゆみの悪循環」が起こります。

皮膚を掻きさえしなければ、かゆみの悪循環は起こりません。ThermoScratchは、複数のペルチェ素子をパルス幅変調で制御して温冷効果を生み出して、サーマルグリル錯覚によってかゆみを和らげます。実際に皮膚に伝える温度は摂氏40度と15度程度なので安全です。爪で掻いたときのように皮膚を傷付けることもなく、塗り薬と違って効くまでのタイムラグがない即効性も特徴のひとつです。これまでに実施された無償トライアルでは高い評価を得ているとのこと。

We have summarized this news so that you can read it quickly. If you are interested in the news, you can read the full text here. Read more:

forbesjapan /  🏆 120. in JP

South Africa Latest News, South Africa Headlines

Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.

LGBTQ+対応で従業員満足度が向上、勤続年数も延びる傾向 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)世界的にLGBTQ+の人たちの人権に配慮し多様性を受け入れる企業が増えていますが、制度や方針として対応を明確化している企業は日本ではまだ少数です。その必要性を感じていない中小企業も多いようですが、Indeed Japanが行った調査によれば...
Read more »

進まぬ企業のDX対応、人手不足の企業ほど対応する傾向 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)経済産業省は2018年12月、「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」を策定。日本にDXが広がり始めるきっかけになった。そこから4年以上の月日が経つが、日本企業のDXはあまり進んでいないようだ。帝国データバン...
Read more »

米軍とも実証実験、ひざ関節の動きを支援する超軽量「ウェアラブルロボット」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)米サンフランシスコの研究機関であるRoam Robotics(ローム ロボティクス)が、重い荷物を持ち上げたときに身体にかかる負担を軽減したり、歩行や着席などの動作を支援するパワーアシストスーツを開発している。関節部分にモーターを使わずに、...
Read more »

農業スタートアップで初上場 「農業総合研究所」が挑む本気の改革とは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)「農業総合研究所」。農業に関連した公的な研究機関のような名前だが、そうではない。2007年に創業、成長市場とは言い難い農業の世界で、わずか9年で上場を果たしたスタートアップだ。2016年6月当時、農業スタートアップとしては初の上場だった。「...
Read more »



Render Time: 2025-03-05 05:02:26