膨大なデータを学習して新たなコンテンツを創り出す「生成AI(人工知能)」が登場し、急速に進化している。生成AIの普及で、私たちの仕事はどう変わるのだろうか。上手に活用すれば、仕事の効率やレベルを飛躍的に向上させ、新たなビジネスをつくることもできるとされるが、使う上での課題も見えてきた。(時事ドットコム取材班・編集委員 豊田百合枝)
米オープンAIが開発した「チャットGPT」が有名で、サービス開始からわずか2カ月でユーザー数が1億人に達した。1億ユーザーを獲得するまでの期間は、フェイスブックの54カ月、TikTokの9カ月と比べても、群を抜いている。
PwCコンサルティング(東京)が24年6月に発表した管理職対象の企業アンケート調査では、生成AI活用の成果が「期待通り」と「期待を大きく上回った」で計57%だった。「期待をやや下回る」「期待とかけ離れた結果になった」が計18%。でも、実際にはそんなに簡単な話でもなさそうで、例えば、お店でのレジ打ちの作業。無人レジが各国で広まったが、欧米の小売り店では逆に「『ついで買い』が減った」「顧客満足度が下がった」とセルフレジを減らす企業も一部で出てきた。バスの運転手にしても、運転以外に、運行ルートの質問に答えたり、乗客を介助したり、トラブルを収拾したりと、「外から見えにくい仕事」も担っていて、自動運転が普及しても完全に代替できるとは限らない。
それだけでなく、経営コンサルタント大手、アクセンチュア(東京)の保科学世執行役員は「人間がやるべき仕事がある」と話す。保科氏は「例えば、人への接し方ひとつで、同じことを話したとしても、AIが話すのと信用のある人が話すのとでは、受け止め方が全く変わる」と説明。逆に「AI人事のほうが、人間に相談しにくいことも相談できる、人間でないから話しやすいというケースもあり、考えながら使い分けていくことが大事だ」と強調した。山根氏によれば、例えば、従業員との面接では、バディの生成AIと一緒に面接を受ける人が増えていくイメージだ。AIと共に働き、AIと共に育っていくから、山根氏は「企業は顧客情報と切り分ける形で、退社しても従業員が自分のAIを持って行ける体制にする必要がある」と説く。
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