Twitter改め「X」の混乱によって、代替サービスを模索する動きが広がっていますが、そのようななかで、「Bluesky」や「Damus」などをはじめとする分散型SNSが注目を集めています。最近、Metaがリリースした「Threads」というSNSも将来的に、「ActivityPub」という分散型のプロトコルを導入する計画があることなども分散型SNSの話題の一つです。今回は、分散型SNSと記事コンテンツの未来について書いてみたいと思います。
SNSが分散化されることでコンテンツやフォロワーなどをアプリケーション間で相互運用できるといった期待があり、アプリケーションが破壊的な変更を行った場合でも、ユーザーはデータを失うことなく乗り換えることができる可能性があります。これまで、分散型インターネットやWeb3の話題では、NFTやDeFiなどが主流であり、あまり身近に感じられない存在であったかもしれませんが、SNSの話題は誰にとってもとても身近なテーマです。今回は、分散型SNSと記事コンテンツの未来について書いてみたいと思います。最近、話題のSNSであるBlueskyを使い始めました。このSNSは、Twitter創業者であるジャック・ドーシー氏が深く関与していることで注目されている分散型SNSです。
現状ではクローズドな仕組みであるSNSに対してユーザーが不満に思ったとしても、投稿したコンテンツや友達のネットワークを他のアプリケーションに引き継ぐことは難しく、別のサービスに移行する場合には、全てをやり直す必要があります。それに対して、Blueskyは、将来的には同じプロトコルを利用するアプリケーション同士で、データを引き継ぐことで乗り換えを容易にできるかもしれません。こうした動きは、様々な開発者や企業を巻き込み、多くの関わりのなかから、新しいものづくりを行うという意思が感じられます。 先日、Damusというアプリケーションはビットコインによる小額寄付機能がガイドラインに抵触するとして、App Storeから警告を受けたことが報じられました。Damusはビットコインのライトニングネットワークの開発者が関わっていることから、少額の寄付にビットコインが利用されている点はとてもユニークなアプリケーションであるといえます。基盤にはNostrという仕組みが使われており、複数のアプリケーションからデータを読み書きすることを目的としている点で、BlueskyのAT ProtoclやMastodonのActivityPubと同じようなコンセプトを持っています。
これまでの企業戦略では、保有しているユーザーやコンテンツ自体が価値のある資産でした。既存のプラットフォームをウォールドガーデン(囲われた庭)と呼ぶことがありますが、LTV(Life Time Value、顧客生涯価値)を増加させるために、顧客との関係を長く維持することを目的として、データが囲い込まれることは、やむを得ないことだと考えられてきたかもしれません。 と報じられており、プレイステーションのユーザーは他のプラットフォームのユーザーと一緒に遊ぶことができませんでした。しかし、多くのゲーマーの期待やマネタイズへの可能性などから、現在ではクロスプレイが解禁されており、こうした動きは企業にとっても様々なプラットフォームの垣根を超えることによって得られるメリットの大きさを示唆しているのではないかと考えられます。
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