「OMOTENASHI(おもてなし)」客を第一に考えて接する日本のホスピタリティーを表すことばとして、世界に広く認知され…
「旅館業法の改正でお客様へのリスペクトとともに、宿泊される方も私どもに対してリスペクトを持ってくださるようになれば、スタッフも生き生きと仕事ができるようになると思います。業界で働きたい人が減っている中で、このような“おもてなし”に参加してみたいと思う方が増えてくることを期待しています」16歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、車いすで生活しています。車いすテニスのプレーヤーとして活躍しながら、自治体や企業などで障害者への理解を広げる研修を行っていて、多いときで年間50泊ほど各地のホテルを利用しているといいます。細野さんは車いす生活になってからの40年間、ずっと介助者なしで宿泊してきたため、なぜ宿泊できないのか尋ねましたが、ホテルのスタッフからは「規則があるためです」と伝えられたといいます。「そのホテルはバリアフリーで有名なホテルなので、なぜ1人で泊まれないルールができたのかということが疑問でした。びっくりしましたけれど、過去にもタクシーの乗車拒否とか経験していたので、また来たかと」精神障害者の家族で作る団体によりますと、精神障害がある女性がホテルに事前に障害について伝え、チェックインの際に障
さらに、知的障害者の家族で作る団体によりますと、ことし6月、生活介護事業所がホテルに予約の電話をした際に「知的障害者の団体です」と伝えたところ、ホテルの職員から「コロナ禍以来、会社としてそういう団体の予約は受けないことになっています」と言われ、宿泊の相談すらできなかったということです。法律が拡大解釈され、差別的な宿泊拒否が起きないようにするためには、どうすればいいのでしょうか。検討会には旅館やホテルの団体だけではなく、ハンセン病や障害者の団体なども加わって議論が行われました。