【高齢者の正しいクスリとの付き合い方】みなさんは「アナフィラキシーショック」をご存じでしょうか?今回はその症状や原因だけでなく、対処法についてお話しします。まず...
症状としては、全身のじんましん、咳(せき)や喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難といった呼吸器症状、吐き気や腹痛などの消化器症状、血圧低下や意識障害などの循環器症状が挙げられます。そして最悪の場合、心停止から死に至ることもある、とても恐ろしい症状です。一度、アレルギー源に暴露されたときは大丈夫でも、2回目に暴露された時にアナフィラキシーショックが起こるケースもあります。これは、1回目の暴露で体の中にアレルギー源に対する抗体が作られ、2回目の暴露で抗体が激しく反応するためです。もちろん、1回目から症状が出ることもあります。症状が現れる速さはアレルギー源によって少し異なりますが、アレルギー源と接触した後すぐに起こる場合が多いです。
万が一、アナフィラキシーショックを起こした場合、病院で適切な処置(抗ヒスタミン薬やステロイドの投与など)を行えば問題ありません。その後はアレルギー源に再度暴露されないように注意すればよいのですが、これはそんなに簡単ではありません。大丈夫だと思っていた食べ物の中にわずかにアレルギー源が含まれていたなんてこともあるからです。 そういったときに持っておくといいのが「エピネフリン」の自己注射キットです。エピネフリンは血管を収縮させる作用があるクスリで、血圧低下(ショック)を緩和することができます。他の症状にはあまり効果はありませんが、病院を受診するまでの時間に最悪の事態に陥らないようにするためにはとても重要なクスリです。
秋はスズメバチの活動が活発になるだけでなく、攻撃性も増します。過去に一度でもハチに刺されたことがある人、建築業や造園業、さらにはよく高齢の方が楽しまれている家庭菜園など、屋外で作業をしなければならない人は注意が必要です。ただ、いくら注意していても、不意に襲われる事態は十分に考えられます。アナフィラキシーショックのリスクがある方は、ご自身の命を守るためにも今回紹介したエピネフリンの自己注射キットを万一に備えて持参しておくことを考えてみてはいかがでしょうか。
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