ChatGPT、アプリに組み込みやすく 開発会社がAPI公開
【シリコンバレー=佐藤浩実】人工知能(AI)開発の米オープンAIは1日、チャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」の機能を備えたアプリを、外部の企業が開発しやすくすると発表した。「API」と呼ばれる連携の仕組みを有償で公開する。日本語でも利用でき、高度な対話機能を備えたアプリの増加につながりそうだ。
外部企業の開発者がAPIを利用して、チャットGPTに使われている言語モデルにアクセスできるようにした。料金は使う量に応じて変わり、文字の塊である「トークン」が1000個につき0.002ドルとなる。既存のモデルと比べて料金を10分の1に抑えており、「システムの最適化によってコストを下げた」としている。 APIはシステム同士を手軽に連携させる仕組みとして、ソフトウエア業界で広く使われている。チャットGPTのAPIを用いることで、対話AIや文章作成支援の機能などをアプリに組み込みやすくなる。オープンAIによると、利用者がAPI経由で送信したデータは言語モデルの改良のためには使わないという。 SNS(交流サイト)の米スナップはこのほど、チャットGPTのAPIを使って「My AI」と呼ぶチャットボットの提供を始めた。米食品配達のインスタカートやカナダの電子商取引(EC)基盤大手ショッピファイも利用している。大きな関心を集める技術が扱いやすくなることで、自社のアプリに組み込む動きが広がりそうだ。
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