BMWグループ(BMW Group)は10月26日、次世代EVの『ノイエ・クラッセ』に搭載されるバッテリーセルの試験生産を、ドイツ・ミュンヘン郊外のパースドルフのコンピテンスセンターで開始した、と発表した。
BMWグループの新しいバッテリーセルは丸型で、直径は46mm、高さは95mmと120mmの2種類がある。BMWグループの現行の第5世代のバッテリーセルは角型。これと比べると、第6世代の丸型バッテリーセルの正極側のニッケル含有量は増加し、コバルト含有量は減少。負極側ではシリコンの含有量が増加する。その結果、バッテリーセルの体積エネルギー密度は20%以上向上するという。同時に、生産においてもリチウム、コバルト、ニッケルの二次材料や再生可能エネルギーを部分的に使用することで、セル生産に伴うCO2排出量が最大60%削減される。
このバッテリーセルは将来、次世代EVの『ヴィジョン・ノイエ・クラッセ』の市販モデルに搭載される予定だ。第6世代BMW「eDrive」テクノロジーは、ノイエ・クラッセの充電速度を最大30%アップし、航続を最大30%延長させる。これらすべての対策の結果、車両全体の効率は最大25%向上している。 また、車両の使用段階における高いエネルギー効率は、重量や空気抵抗・転がり抵抗の最適化と、第6世代のBMW eDriveテクノロジーを使用したインテリジェントな熱管理、とくに電気駆動系に対する管理によって確保されているという。二次原料使用を増やし、資源効率の高い生産、第6世代BMW eDriveテクノロジーによる完全電気駆動により、ノイエ・クラッセのカーボンフットプリントは車両のライフサイクル全体で削減されている。
BMWグループは、持続可能な未来に焦点を合わせ、気候目標と温室効果ガス排出量の削減に関する高い目標を掲げている。同時に、EV、プラグインハイブリッド車(PHEV)、高効率な内燃エンジン搭載車の豊富な選択肢を用意している。BMWグループは2030年までに、世界販売台数の50%以上をEVにするという目標の達成に力を注いでいる。
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