韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイク作品「六本木クラス」が注目を集めている。ひとつの理由は出演する香川照之氏の続投問題。だが、理由はそれだけではない。テレビジャーナリストの長谷川朋子さんは「予算が約5倍の韓国版と比べると、全体的にチープな印象は否めない。ただ、その結果、原作とは違った魅力が出ている」という――。
2022年7月期の夏ドラマの中で「六本木クラス」は良くも悪くも注目を集めている。原作ドラマとの比較から始まり、ここにきて出演する香川照之の続投問題にまで発展し、話題が尽きない。作品として「面白い」と言い切れる部分と、明らかに「残念」な部分が混在している。」と人気を二分した韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本版だ。東京・六本木を舞台に、復讐を誓った青年が、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を描く。
制作するテレビ朝日がこれまで手掛けた海外ドラマのリメイク作品と言えば、「24 -TWENTY FOUR-」の日本版である「24 JAPAN」もあるが、設定からしてはるかになじみが良いものになるのではないかと、始まる前から期待していた。「土下座」がキーワードの物語だからこそ というのも、配役で失敗するリメイクがたまにあるからだ。あまりにも主演のイメージからかけ離れた中国版「深夜食堂」が大不評を買った話は、よく知られている。こうしたリメイク作品としての致命傷もなく、髪型から表情まで個性的で強烈なオリジナルのキャラクターたちにどこまで寄せていくのか、それとも日本版としてのオリジナリティーも出していくのかと、興味すら広がった。
だからこそだ。9月1日に放送された「六本木クラス」第9話は残念に思えた。性加害報道の真っただ中にいる香川が登場するシーンだけはどうしたって、ドラマの中身に集中しにくかったからだ。それまでは配役に問題がなかった分、より一層際立った。「土下座」がキーワードとなるこのドラマの中で、香川の起用は安全牌の印象が強かったが、これだけは大誤算だった。 触れずにはいられない配役の話が少々長くなったが、振り返れば、放送が始まるや否や「六本木クラス」はザワつかせていた。賛否両論があるが、日本のドラマとして「面白い」作品に変化していると思う。先の香川問題があるいま、手放しでそう言い切れなくなってはいるが、回を追うごとに面白さは増した。同意する視聴者もいるはずだ。
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