11人組ボーイズグループ「JO1」の川西拓実(24)が6日、巨人―DeNA戦(東京D)の試合前に親交のある巨人・岡本和真のグラブを借り、ファーストピッチを行った。
岡本の背番号25に、主演映画「バジーノイズ」(風間太樹監督、5月3日公開)にちなんで、「BUZZY NOISE」と印字された巨人のユニホームを着て登場。ボールは真ん中低めにショートバウンドして、捕手を務めた佐々木俊輔のミットに収まった。球速は125キロをマーク。目標の160キロに届かず、「ここまで緊張したのは初めて。もうちょっといけたかな。ショートバウンドして悔しいです。リベンジしたい」と白い歯を見せた。
父の影響で生まれながらの巨人ファン。小学1年から高校3年まで野球一筋だった。兵庫の県立校時代は中堅手で、県大会で対戦した明石商の山崎伊織(巨人)にランニングホームランを打たれて敗れた記憶も残る。以前、登場曲にJO1の楽曲を採用した岡本からグラブを渡され、「重厚感があって、かっこいい」。ボールを受けた佐々木には「(直球が)カットボール気味になる。いいピッチャーですね」とお墨付きをもらった。 グループで軟式野球経験者の豆原一成(21)と練習を重ね、プライベートで応援に訪れた豆原にも投球を見守られた。「映画は仲間の絆が描かれている。野球は1人じゃできないスポーツ。みなさんと絆でつながればいいなと思って、投げさせていただきました」と川西。「次回こそ、160キロを投げて、ジャイアンツに入団できたらと思います」と願っていた。
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