セブン＆アイ・ホールディングス（７＆ｉＨＤ）は31日、初の投資家向け説明会「ＩＲデー」を開催し、国内外のコンビニ事業などについて説明する。物言う株主（アクティビスト）との対立や百貨店事業の売却に決着をつけたが、株価は１年４カ月ぶりの安値水準で低迷する。投資家との対話チャンネルを広げることで市場の評価を上向かせるきっかけになるか注目される。
（７＆ｉＨＤ）は31日、初の投資家向け説明会「ＩＲデー」を開催し、国内外のコンビニ事業などについて説明する。物言う株主（アクティビスト）との対立や百貨店事業の売却に決着をつけたが、株価は１年４カ月ぶりの安値水準で低迷する。投資家との対話チャンネルを広げることで市場の評価を上向かせるきっかけになるか注目される。
同社の広報担当によると、日本語と英語で行われる。井阪隆一社長や丸山好道ＣＦＯ（最高財務責任者）らが登壇し、国内外のコンビニエンスストア事業や金融関連事業の戦略について説明する。一方、国内のスーパーストア事業は議題として予定されていない。バリューアクト・キャピタル・マネジメント 同社の広報担当は、事業戦略について理解を深める機会を提供し、国内外の投資家に同時に発信することで、海外の投資家にも情報を届けることが一つのポイントだと説明した。 ＳＢＩ証券で小売業界を担当する田中俊アナリストは、説明会は「コンビニ中心な印象」だが、投資家は「イトーヨーカ堂など周辺事業についてももちろん関心がある」と指摘した上で、「海外コンビニ事業は収益のボラティリティが大きく、為替の影響も大きく受けるため、安定的な事業展開ができるか」に注目しているという。で、バリューアクトに賛同する外国人投資家らが流出し始めたら短期的に株価の大きな下押しリスクに直面する可能性があると述べた。７＆ｉＨＤがそごう･西武売却を決議、2200億円－労組はスト決行
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