【ニューヨークAFP=時事】米ニューヨークを拠点とする国際報道NPO、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)は15日、昨年世界で殺害されたジャーナリストは99人だったと発表した。前年比約44%増で、2015年以来最多だった。(写真は資料写真)
CPJの報告によると、99人のうち77人は、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争で犠牲となった。72人がパレスチナ人で、3人がレバノン人、2人がイスラエル人だった。
CPJは、ガザ紛争での死者がなければ、世界的に減少に転じていたはずだと指摘。昨年12月の報告を引用し、「一つの国の1年の犠牲数を上回るジャーナリストが、イスラエル・ガザ紛争の最初の3か月で殺害された」と述べた。 ジョディ・ギンズバーグ代表は、「ガザ取材陣は最前線で証人となっている。この紛争でパレスチナ人ジャーナリストが被った甚大な損失は、パレスチナのみならず中東、さらに他の地域のジャーナリズムにも長期的な影響を与えるだろう。ジャーナリストが殺されるたびに、世界に対する私たちの理解は打撃を受ける」と語った。CPJは以前から、イスラエル軍がジャーナリストを「迫害」していると非難してきた。ガザ紛争で殺害されたジャーナリスト12人については、イスラエル軍が意図的に狙った「戦争犯罪」に該当するかどうか現在調査中だとしている。〔AFP=時事〕
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