１月の企業物価は前年比9.5％上昇、前月から伸びが縮小－日銀
前月比では横ばいと前月の0.7％上昇（同）から伸びが鈍化した。電力・都市ガス・水道（事業用電力、上水道）や金属製品（鉄骨、アルミニウムサッシ、アルミニウム製飲料用缶）が値上がりした一方で、石油・石炭製品（Ｂ重油・Ｃ重油、ナフサ、ジェット燃料油）は値下がりした。
企業物価の高水準で推移する中、２％の物価安定目標を掲げる日銀が重視する消費者物価指数（生鮮食品を除くコアＣＰＩ）も原材料高の価格転嫁から上昇率を高めている。昨年12月の全国コアＣＰＩは前年比4.0％上昇し、第２次石油危機時の1981年12月（4.0％上昇）以来、41年ぶりに４％台に達した。１月の東京都区部コアＣＰＩは同4.3％上昇と81年５月以来の高い伸びとなった。 １月の輸入物価指数の前年比上昇率は円ベースで17.8％と前月の22.2％（改定値）から鈍化。伸び率の縮小は４カ月連続となった。契約通貨ベースでも7.2％上昇と前月の7.6％上昇（同）を下回った。ドル・円相場は前月比3.5％のドル安・円高だった。
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