転んだ時だけ柔らかくなり、骨折のリスクを軽減する床「ころやわ」。これまで560以上の病院や施設で利用されてきたが、骨折の件数はゼロだという。 ▼骨折リスク軽減の床「ころやわ」 2.3億円調達でAI活用にも乗り出し
転んだ時だけ柔らかくなり、骨折のリスクを軽減する床。そんな画期的な商品「ころやわ」を販売するのが、Magic Shields（マジック シールズ）だ。高齢者の、転倒による骨折を減らすために開発され、これまで560以上の病院や施設で利用されてきた。驚くべきことに、骨折の件数はゼロだという。同社はAIを活用した新商品の開発にも乗り出した。5月10日に、Carbide Venturesとディープコアから2.3億円の調達を行ったと発表。ころやわにセンサーを搭載し、転倒の有無などを知らせてくれる「AI見守り」ができるようにしていくという。
Magic Shieldsは2019年に創業。創業者でCEOの下村明司（しもむら・ひろし）氏は、もともとヤマハ発動機で、レースバイクの衝撃吸収について研究してきた。そこでの知見を活かし、ころやわを開発した。「国内では、病院や介護施設での利用に加えて、個人の在宅利用も増やしていきたい。海外展開も進めていて、欧米の大学病院などと話を進めています。今年は実証実験をやり、来年には販売したい。
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