“青森のナイチンゲール”とも評され、保健と看護に命を捧げた花田ミキの半生を描く映画「じょっぱり 看護の人 花田ミキ」の劇場公開が決定。7月2日に東京・東京都写真美術館で封切られたのち、7月5日より青森・イオンシネマ新青森、イオンシネマ弘前ほか全国で順次公開される。
木野は「花田ミキを演じるのは怖いと思いました。こういう偉業を成し遂げた人がどんな最後を迎えるのか、何を演じても嘘をつくなと叱られそうな気がする」と胸の内を明かし、「撮り終わった今、花田ミキさんがこの時代を生きていたらどう思うだろう、どう生きるだろうと思わずにいられません」とコメントした。子供の頃、「じょっぱり」と言われたことは何度もあります。でも花田ミキさんの「じょっぱり」は次元が違いました。従軍看護婦として三度戦場に赴き、回復してはまた戦場に向かう兵士達を「死なせるために看護したのか」と無力感に苛まれ、「命を阻むものは全て悪」と心に刻んだ人。戦後、県民の命と健康を守るため文字通り身を粉にして、町から村へと保健指導に駆け巡り、看護学院の創設に奔走した人。こんな人が青森にいたのか、なぜ知らなかったのか驚きました。花田ミキを演じるのは怖いと思いました。こういう偉業を成し遂げた人がどんな最後を迎えるのか、何を演じても嘘をつくなと叱られそうな気がする。手掛かりは一つだけ。花田ミキは晩年老いた姿を晒すことを嫌い“人嫌い”になっていったけど、最後に心を開いたシングルマザーの若い母親と息子。この親子
木野は「花田ミキを演じるのは怖いと思いました。こういう偉業を成し遂げた人がどんな最後を迎えるのか、何を演じても嘘をつくなと叱られそうな気がする」と胸の内を明かし、「撮り終わった今、花田ミキさんがこの時代を生きていたらどう思うだろう、どう生きるだろうと思わずにいられません」とコメントした。子供の頃、「じょっぱり」と言われたことは何度もあります。でも花田ミキさんの「じょっぱり」は次元が違いました。従軍看護婦として三度戦場に赴き、回復してはまた戦場に向かう兵士達を「死なせるために看護したのか」と無力感に苛まれ、「命を阻むものは全て悪」と心に刻んだ人。戦後、県民の命と健康を守るため文字通り身を粉にして、町から村へと保健指導に駆け巡り、看護学院の創設に奔走した人。こんな人が青森にいたのか、なぜ知らなかったのか驚きました。花田ミキを演じるのは怖いと思いました。こういう偉業を成し遂げた人がどんな最後を迎えるのか、何を演じても嘘をつくなと叱られそうな気がする。手掛かりは一つだけ。花田ミキは晩年老いた姿を晒すことを嫌い“人嫌い”になっていったけど、最後に心を開いたシングルマザーの若い母親と息子。この親子との出会いが全てだと思いました。やがて来る自分自身の晩年を重ね合わせる思いで、二人と向き合ってみようと思いました。撮り終わった今、花田ミキさんがこの時代を生きていたらどう思うだろう、どう生きるだろうと思わずにいられません。これまで演技に挑戦することに抵抗があったのですが、今回の映画は、青森を舞台に、青森の魂を持った花田ミキさんの物語ということで、初めて演技に取り組んだ作品です。ぜひ、多くの人に届くと嬉しいです。五十嵐監督はじめスタッフ・共演者の皆さんとの撮影を通して、映画の面白さ、花田ミキさんという人間の面白さに毎日感動していました。花田ミキさんのことをたくさんの人に知って頂けたら嬉しいです。1960年5月25日の午後5時50分。青森県弘前市から青森市に向かう奥羽線の列車の中で一人の母親が赤子を抱き、「お医者さんがいませんか」と泣き叫んでいました。抱かれたその子はハシカで高熱を出し、すでに呼吸は停止。その子は乗り合わせていた保健師の手当てと適切な処理で、浪岡駅で降ろされ、自衛隊ジープに乗り浪岡病院、青森市へとリレーされ一命をとりとめました。2歳の男の子の命を救ったその保健師は花田ミキと名乗りました。そして、死にかけたその子が私でした。この映画を通して、自分の身を顧みず「保健と看護という職業」に命をささげた女性のたくましさと、やさしさ、そして命の尊さを綴ります。
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