「DeNA1-1阪神」(23日、横浜スタジアム) 雨が降っても、敵地の大声援の中でも、集中力は途切れなかった。今季最多の112球。「負けないことが一番なので」。阪神・村上は援護を信じて腕を振り続け、6連勝中の流れをつないだ。
雨が降っても、敵地の大声援の中でも、集中力は途切れなかった。今季最多の112球。「負けないことが一番なので」。阪神・村上は援護を信じて腕を振り続け、6連勝中の流れをつないだ。先頭の佐野に10球粘られてこの試合初めての四球を与え、1死後には宮崎にも四球。2死二、三塁から山本を申告敬遠して満塁とした。代打・大和を迎えても表情に変化はない。1ボールから外角低めへ制球した147キロ直球で一邪飛に仕留めると、悠然と歩いてベンチへ戻った。
昨季11打数6安打、打率・545と打ち込まれた宮崎にも仕事をさせなかった。二回無死一塁は1-1からの3球目にこの試合初めてのカーブを投じた。暴投となって牧に二進を許したが、4球目もカーブを続けてボテボテの三ゴロに仕留めた。四回2死はカウント2-2からの5球目にスタンドがどよめく84キロの超スローカーブを見せ、9球目のフォークで右飛に打ち取った。 宮崎や佐野にはクイックでフォークを投じるなど的を絞らせず、今季最長の8回を投げて3安打1失点。「クイックを使ったり、変化球を低めに集めたりできた」と納得の表情。岡田監督が「村上に勝ちをつけたかったけどな」と振り返る好投だった。 村上はDeNA戦通算7試合目の登板でも初勝利を逃したが、今季初登板の2日に3回5失点で黒星を喫した借りは返した。さらに同戦での乱調後、3試合連続で7回以上を投げて1失点以下。「しっかりゲームはつくれてきているので、これをしっかり継続できるようにしたい」。昨季のMVP&最優秀防御率右腕が、本来の姿を取り戻し始めた。
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