ここ数年、「働き方改革」についての議論が活発だ。2021年に労災認定の基準となる「健康障害に発展する恐れのある時間外労働時間」いわゆる「過労死ライン」が見直されたの...
ここ数年、「働き方改革」についての議論が活発だ。2021年に労災認定の基準となる「健康障害に発展する恐れのある時間外労働時間」いわゆる「過労死ライン」が見直されたのも一因だ。労働時間に注意を払うのは大切だが、過労死を防ぐためには「動脈硬化」の検査がより効果的だという。循環器専門医で東邦大学名誉教授の東丸貴信氏に聞いた。「長時間労働や重労働による心身への負荷がかかると、体に強いストレス反応が生じ、睡眠不足も相まって疲労の回復が不十分になります。睡眠時は副交感神経が優位になりますが、睡眠時間の短縮や質の低下で、交感神経活動が優勢になっている時間が長くなります。すると、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミン、皮質からはストレスホルモンのコルチゾンが大量に分泌されます。それらの作用によって心拍数や血圧が上昇し、代謝も活発になり、心臓や血管に大きな負担がかかって脳や心臓の病気につながるのです」心臓から送り出される血液を全身に行き渡らせる役割を担う動脈が硬くなる病態で、動脈硬化性プラーク(瘤)により血管の内側が狭くなって血液が流れにくくなったり、プラークが破綻して血栓がつ
検査を受けて、動脈硬化がどの場所でどのくらい進んでいるかを一度把握しておけば、その後の進行を遅らせたり、心筋梗塞や脳卒中の発症を食い止める対策が打てる。また、働き方改革で労働時間を調整する際も、過労死リスクがどれくらい高いのかを判断する目安にもなる。リスクが増える年齢に該当する人は、心臓や脳ドックで動脈硬化症と関連する心血管病の検査を受けたほうがいい。
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