組織を「現状」から「目指す状態」へと移行させ、期待するベネフィットを達成するための変革推進手法である「チェンジマネジメント」。この対応がいま、より重要性を増しています。 →製造大手が失敗した新システム導入 「チェンジマネジメント」の落とし穴
組織を「現状」から「目指す状態」へと移行させ、期待するベネフィットを達成するための変革推進手法である「チェンジマネジメント」。この対応がいま、より重要性を増しています。日本チェンジマネジメント協会によると、チェンジマネジメントを行った場合と行わない場合では、図1のとおり効果に差がでると述べています。DXなどの流れで、すでに取り組んでいる企業も多いでしょう。しかしチェンジマネジメントにはさまざまな落とし穴があります。今回は失敗事例から、チェンジマネジメントを行ううえでのポイントを学んでいきたいと思います。全営業員に向けて行われた説明会で、営業本部長は「営業活動や顧客動向をシステム上で見える化し、組織的に営業活動を見直して、売り上げ拡大に向けた変革を行っていく」と声高に宣言し、システム運用は始まりました。
しかし運用が始まってから半年後、活用状況を見てみると一部の営業員しか使用していなかったのです。利用していない人にその理由を聞いてみると、営業本部長自身が、出席している会議でExcelの資料を作成し、報告を行っているからとのことでした。つまり、営業本部長がシステムを使用した変革を進めようとしないので、その下の管理職も全員がシステムを使用せず、結果、当初の目的である営業組織全体の変革は一部の変革に留まってしまったのです。チェンジマネジメントにおける組織幹部の役割は、変革を後押しすることです。組織全体のメッセージ(変革の目的、あるべき姿など)を示すことはもちろんのこと、組織幹部自身が変革を進めている姿を見せることも重要です。
そこで必要になるのが「スポンサー(幹部)ロードマップ」の作成です。これは「いつまでに誰に対して何をしてもらうか」を具体的に記載したもので、今回であれば、新システムの運用が始まるまでに、営業メンバーに「最低限この機能を使えるようにしておいてほしい」と依頼する必要がありました。
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
妊活のカギを明大が発見、少子化対策の糸口になるか | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)女性の健康に大きな影響をもたらす月経周期。それが安定していることは、妊活の好材料となるほか、女性がPMS(月経前症候群)や月経痛が起こる時期を把握しやすいため、何らかの対策を講じて、仕事や暮らしのコンディションを維持することにもつながる。女...
Read more »
大幅下落する米国のガソリン価格、今後も下落が続くとの予測 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)ガソリン需要が夏に向けてじわじわと高まり始めているにもかかわらず、米国のガソリン価格は、過去最高を記録した2022年6月と比べると1ガロン(約3.785リットル)あたり1.50ドル(約213円)近く下落している。石油価格の下落が続いているこ...
Read more »
妊活のカギを明大が発見、少子化対策の糸口になるか | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)女性の健康に大きな影響をもたらす月経周期。それが安定していることは、妊活の好材料となるほか、女性がPMS(月経前症候群)や月経痛が起こる時期を把握しやすいため、何らかの対策を講じて、仕事や暮らしのコンディションを維持することにもつながる。女...
Read more »
ネット広告代理店の生成AI活用 約8割の広告主が肯定的 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)市場調査にクリエイティブ作成、広告運用など、広告業界で生成AIを活用する動きが広がっている。そうした中、インターネット広告を広告代理店に委託している広告主は、広告代理店が生成AIを活用することをどのように捉えているのか。マーケティングテクノ...
Read more »
マスク、「シスジェンダー」を中傷表現に指定 ツイッター新規則に言及 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)ツイッター運営会社のイーロン・マスク会長が、心と体の性が一致する人を指す「cisgender(シスジェンダー)」と「cis(シス)」という単語について、ツイッターのコンテンツ関連ポリシーでは「中傷」とみなされると言明した。マスクは過去にも突...
Read more »