【ロンドン=黒瀬悦成】人工知能(AI)の安全管理やリスクへの対応策について協議する世界初の「AI安全サミット」が1日、英ロンドン郊外で2日間の日程で始まった。…
【ロンドン=黒瀬悦成】人工知能(AI)の安全管理やリスクへの対応策について協議する世界初の「AI安全サミット」が1日、英ロンドン郊外で2日間の日程で始まった。英政府が主催し、初日はAIが生物テロやサイバー攻撃に悪用されたり、自律型のAIが制御不能に陥ったりすることの危険性や、各国や企業が取るべき対応などに関し意見が交わされた。各国による議論を踏まえた声明が発表される見通し。
スナク英首相の招待に応じ、サミットには英国含め28カ国が参加。ハリス米副大統領、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長ら各国・地域の首脳・閣僚級やAI開発企業の代表ら計百人以上が出席する。日本からは岸田文雄首相が2日の会合にオンライン参加し、現地会合には小森卓郎総務政務官が出席する。 中国からは呉朝暉(ごちょうき)科学技術省次官が出席。日米などは中国が知的財産の窃取や偽情報の拡散でAIを悪用することへの懸念を強めているほか、英国内でも中国の参加を疑問視する声が出ているが、英政府は「AI大国である中国抜きに真剣な議論はできない」として中国も含めた国際連携の促進を目指す考えだ。1日の協議では、AIが突きつけるリスクに関する認識の共有に加え、AIが教育に与える影響も議題となった。2日目はリスク対処への具体策を探る方向で議論を深める。
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