肥後大津ルート前提、熊本県とJR九州が新合意へ 空港アクセス鉄道 JRの「3分の1負担」踏襲方針|熊本日日新聞 熊本のニュース 熊本日日新聞 熊日 熊本 熊本空港アクセス鉄道
JR肥後大津駅一帯。県の空港アクセス鉄道計画で、熊本空港に向かうルートの分岐点として検討されている=3月29日、大津町(後藤仁孝)
JR豊肥線と熊本空港を結ぶ県の空港アクセス鉄道計画に関し、県とJR九州が肥後大津駅(大津町)からの分岐ルートを前提にした新たな合意を交わすための最終調整を進めていることが26日分かった。JR側が整備費の3分の1を上限に負担することや、豊肥線との直通運行導入が柱。蒲島郁夫知事とJR九州の古宮洋二社長が近く面会し、合意を目指す。 有識者らによる空港アクセス鉄道計画の検討委員会は9日、肥後大津ルートが「妥当」と判断。蒲島知事も「将来の発展性を感じる」と優位性を認めており、財源面や運行方法に関する県とJRの新合意が加われば、県がこのルートを選定するのが確定的とみられる。 これまで両者は、県が本命視していた三里木駅(菊陽町)から分岐するルートを念頭に「開業後に豊肥線の利用者増で生じると見込んだ増収分を原資として、JRが最大で整備費の3分の1まで費用を負担する」ことで合意していた。運行方法については、肥後大津駅が熊本駅方面からの大半の列車の終点であることを考慮。アクセス鉄道に接続しやすいことから、直通運行の導入を盛り込む方向だ。運行と施設の所有・管理の主体を分ける「上下分離方式」による運用も視野に入れている。
アクセス鉄道計画を巡っては、県は県民総合運動公園(熊本市東区)の交通利便性の向上も狙って、運動公園付近に中間駅を設ける三里木ルートに傾いていた。だが世界的半導体メーカー「台湾積体電路製造(TSMC)」の菊陽町進出決定を受け、昨年12月からルートを再検討。今年9月に公表した追加調査は、肥後大津ルートが概算事業費や費用対効果などの面で三里木ルートなどより優れているとの結果を示していた。(内田裕之)
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