翻弄されるほどにキラキラ光る永瀬廉 杉咲花、北村匠海共演の「法廷遊戯」

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翻弄されるほどにキラキラ光る永瀬廉 杉咲花、北村匠海共演の「法廷遊戯」
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King&Prinnce永瀬簾(24)が本領を発揮している。11月10日公開の「法廷遊戯」では、芸達者の杉咲花(26)と北村匠海(25)がキレ者を演じ、永瀬は… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。

五十嵐律人/講談社 2023「法廷遊戯」製作委員会11月10日公開の「法廷遊戯」では、芸達者の杉咲花(26)と北村匠海(25)がキレ者を演じ、永瀬は2人の策略に翻弄(ほんろう)される設定だ。改めて思ったのだが、この人の困惑顔には不思議なほどリアリティーがある。セイギ(永瀬)美鈴(杉咲)結城(北村)は同じロースクールに学んでいる。セイギは共に児童養護施設で育った美鈴をかばうため、ある事件を起こした過去があり、ある日、ロースクール内にそれを暴くビラがまかれる。数年後、弁護士となったセイギは久々に無辜ゲームを開催すると結城に呼び出される。が、そこでは結城が血を流して息絶えており、ナイフを手にした美鈴が放心していた。3人きりの現場で、「これは結城クンが仕掛けた最後のゲーム」という美鈴はセイギに弁護を依頼するが…。

「神様のカルテ」(11年)などで知られる深川栄洋監督は、法廷に移ってからの二転三転をテンポよく運んでいく。過去の因縁や殺害現場を引きやアップで見せるパズルのような演出が巧みで、そういえばと、北村や杉咲の意味深な表情が思い浮かぶ。原作(五十嵐律人著)を読んでいない分、素直に推理を楽しめた。無辜ゲームの開催場所であり、殺人現場ともなった廃虚のようなスペースは、昼と夜とではまったく見え方が違う。この背景が謎めいた雰囲気作りに効いている。【相原斎】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「映画な生活」)

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