第80回ベネチア国際映画祭で、「悪は存在しない」が最高賞に次ぐ銀獅子賞(審査員大賞)に輝いた濱口竜介監督。カンヌとベルリンに加え、アカデミー賞でも国際長編映…
第80回ベネチア国際映画祭で、「悪は存在しない」が最高賞に次ぐ銀獅子賞(審査員大賞)に輝いた濱口竜介監督。カンヌとベルリンに加え、アカデミー賞でも国際長編映画賞を射止めており、世界三大映画祭のコンペ部門とアカデミー賞で賞を獲得するのは、日本人では黒澤明監督以来の快挙。いよいよアカデミー賞の本丸も現実味を帯びてきた。作品は長野県の集落が舞台。コロナ禍で経営難に陥り、補助金でグランピング施設の建設を計画した芸能事務所が、集落の水源に汚水を排出しようとしていることが分かり、地域に動揺が広がるさまを描く。日本では24年に公開予定。
それにしても、濱口監督の海外の評価の高さは驚くほどだ。「寝ても覚めても」(18年)や、脚本で参加した「スパイの妻」(20年)が国際映画祭で注目されると、「偶然と想像」(21年)がベルリン国際映画祭で銀熊賞、「ドライブ・マイ・カー」ではカンヌ国際映画祭で脚本賞とアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した。「ドライブ・マイ・カー」はアカデミー賞で4部門にノミネートされながらも、主要賞には届かなかった。しかし、着実に実績を積み重ねたことで、ついに射程圏内にとらえたと言っても過言ではないだろう。
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濱口竜介監督、驚くほ高い海外評価 アカデミー主要賞の現実味 カンヌ→ベルリン→ベネチア、黒澤明監督以来の快挙へ第80回ベネチア国際映画祭で、「悪は存在しない」が最高賞に次ぐ銀獅子賞(審査員大賞)に輝いた濱口竜介監督。カンヌとベルリンに加え、アカデミー賞でも国際長編映画賞...
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