大気中の二酸化炭素が深刻な問題を招いていますが、海もまたその影響で酸性化という問題が引き起こされています。海洋酸性化すると貝の殻やサンゴが溶…… → 海の酸性化で20%の海洋生物が危機に 「ブルーカーボン」の活用がカギか
大気中の二酸化炭素が深刻な問題を招いていますが、海もまたその影響で酸性化という問題が引き起こされています。海洋酸性化すると貝の殻やサンゴが溶け、小魚の餌がなくなり、大型の魚も減るという悪循環が海の中で静かに進行しているのです。それを防ぐために「ブルーカーボン」を推進せよと、再生エネルギー100パーセントの電力で事業運営されている電巧社は訴えています。」を運営していますが、そこでは従業員が調査し取りまとめた環境問題に関する「DEレポート」を公開しています。毎回ひとつの環境問題を取り上げ、その原因、背景、解決に向けた施策事例、未来像を調査し取りまとめたものです。その最新号が、第6弾「海に関する脱酸素」です。
DEレポートによれば、大気中の二酸化炭素が増えたことで海の二酸化炭素吸収量も増え、酸性化が進んでいるとのことです。このまま行くと、海の生物の5分の1が消滅するという予測もあります。レポートには、日本近海の20年間の海のpHの推移がわかる図も掲載されています。 その有望な対策として提唱されているのがブルーカーボンです。ブルーカーボンとは、海洋生物によって吸収される炭素のことを言います。たとえば、アマモを日本全体の沿岸に根付かせれば、二酸化炭素吸収量を年間100万トン増やせるといいます。また、同じ面積の熱帯雨林の40倍の二酸化炭素吸収量があるマングローブの植林も有効とのことです。 レポートでは、マングローブ林再生プロジェクトに資金提供しているアメリカのApple、アマモ養殖を地元の漁協やボランティアで行っている岡山県備前市日生町、商船三井、丸紅などブルーカーボンクレジットの認証実績のある企業などを紹介しつつ、ブルーカーボンという言葉がまだ認知されない今のうちに、藻場の再生などの取り組みに投資することで、企業のイメージアップにもつながると奨励しています。
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