母を亡くし、恩人のおばちゃんも逝った…それでも田村裕を救った手紙「田村君が笑っていることが」

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母を亡くし、恩人のおばちゃんも逝った…それでも田村裕を救った手紙「田村君が笑っていることが」
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中学2年生で家族が“解散”し、ホームレス生活も経験したお笑いコンビ「麒麟(きりん)」の田村裕さん(44)。周囲の助けで、再びきょうだいと一緒に暮らせるようになった...

「周囲の人たちに支えられながら、兄と姉と平穏に暮らしてましたが、中学3年生のときに、僕たちの面倒をよく見てくれていた近所のおばちゃんが病気で亡くなったんです。めちゃくちゃ明るくてパワフルな人でした。おばちゃんの通夜で、参列者たちが泣いているのを見たときに、『死んだ人は戻ってこられへんから、みんな悲しんでいるんやな』って実感したんです。

というのも、僕は小学校5年生の時にお母さんをがんで亡くしています。めちゃくちゃお母さんっ子やったんで、その後も本気でまたお母さんに会えると信じてました。それがおばちゃんの死をきっかけに、人が亡くなるということの意味を初めてちゃんと理解させられた感じで。それまでずっと、お母さんに会えることが心の支えやったから、その日からはすっかり『生きる気力』を失ってしまいました。木の幹の一番太いところがポキッと折れてしまった感じですね。 お父さんの名誉のためにも話しておくと、お父さんも実はかなり苦労をしてました。お母さんを亡くした後、自分もがんになり、入院している間に勤めていた会社もやめざるを得なくなって。それで借金が重なって、家が差し押さえられて…というのが一家解散までの流れです。だから苦労もさせられたけど、大人になった今はそういう事情も理解してるから、恨みは全くないですね」「元々、中学を卒業したら就職しようと考えてました。働いて少しでもお金を家に入れたほうがいいと思ったからです。でも、お兄ちゃんから『頼むから高校だけは行ってくれ。そやないと俺、お母さんに合わせる顔がない』と言われて、考えを改めます。勉強が得意やったお兄ちゃんに教わりながら、何とか高校には入れました。でも、やっぱりその後も気力が出ず、学校には行ったり行かなかったりの日々が続きました。

あるとき、たまたま放課後に1人で教室に残っていたことがあったんです。そこで初めて担任の先生と話しました。40歳くらいの女性の先生やったんですが、この人がそれまで会ったことないようなタイプで。『田村君、学校は楽しい?』ってたわいもない質問から始まったんですが、そのうちに先生が『私、このクラスの担任を続けていく自信がない』って自分の悩みを話してくれたんです。先生と生徒ではなく、何だか1人の人間として対等に扱ってもらえているような感じがしました。元々、『私のことは先生と呼ばないで』と公言するような変わった人やったんですが、僕はこの先生なら本音を話しても大丈夫やと思って、正直に『もういろんなことがしんどいです』って打ち明けました」「手紙には自分も同じように悩んだ時期があったことや、前年に父親を亡くしたことが書かれ、最後にこうつづってありました。<田村君が笑っていることが、お母さんは一番うれしいことなんじゃないかな>と。

この手紙はめちゃくちゃ心に響きました。涙が止まらなかったです。親が死んでからでも親孝行はできるんやと気付かせてくれました。お母さんのためにも、僕は人生を楽しんで生きようと思えたんです。その日の帰り道、お母さんが入院中に食べたいと言っていたのに、結局食べられなかったカッパ巻きをスーパーで買って食べました。代わりに僕が食べることで、新しいスタートを切ろうと思ったんです。次の日からはだいぶ学校にも通えるようになり、充実した日々が増えていきました」

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