歌舞伎俳優の松本幸四郎が9日、都内で歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」(8月4〜25日)第3部「狐花葉不見冥府路行(きつねばなはもみずにあのよのみちゆき)」の取材会に原...
歌舞伎俳優の松本幸四郎が9日、都内で歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」(8月4〜25日)第3部「狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)」の取材会に原作・脚本を手掛ける小説家の京極夏彦氏と出席した。
ミステリー界の巨匠、京極氏が初めて歌舞伎を書き下ろす謎解き物語。「百鬼夜行」シリーズなどでおなじみの京極堂こと中禅寺秋彦の曽祖父・中禪寺洲齋を演じる幸四郎は「京極先生の作品が歌舞伎になるとは、夢の夢の夢くらいに思っていたこと。それが実現して興奮しております」と喜びを語った。 幸四郎は以前から京極作品の愛読者で「京極先生の作品は独特の世界観がある。小説ですけど、すごく妖しく、艶っぽい。音楽が聞こえてくるような。色彩も歌舞伎の絢爛豪華とは違う美しさを感じる。やっとこの日が来たという思いです」。すでに台本を読み、役のイメージを膨らませ「今回の台本は、セリフでドラマが進んでいくけど、セリフ劇に音楽が乗っているような感じ。世話物ではない『京極歌舞伎』という新たなものを作る姿勢で臨みたい」と意欲を見せた。
歌舞伎だけでなく、古典芸能全般に造詣の深い京極氏は「プレッシャーはありましたが、やらせていただきました。私が書く意味って何だろうと考えたところ、これまでの、仕事を多少なりとも反映させた方が、より、受け入れてもらえるのではないかと考えました」。幸四郎のほか、中村勘九郎、中村七之助らの出演が決まり「正直びっくりしました。豪華な名前が出てきたので…。どんなにデキが悪くても、この人たちなら、立派にやってくれると安心しました」と思いを明かした。 京極氏は歌舞伎の魅力についても熱心に語った。「伝統文化は守りに入ったら終わり。博物館に展示されたら、伝統ではない。変わってこその伝統。歌舞伎はかなり、その時代の空気、文化、気持ちをくむ芸能。同じ演目でも、昔と今は演じ方が違う。より届けやすくする。そこが、ほかの伝統芸能より突出している。もっと見てほしいし、楽しんでもらいたい」と呼びかけた。
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