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【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】パドレス戦に先発したカブス・今永昇太投手(30)を7日(日本時間8日)、スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(43)が現地シカゴで取材した。8回続投の舞台裏や、直球の回転数だけではない今永の「抑えられる理由」などに言及した。7回まで無失点も8回に逆転2ランを被弾。7回0/3を7安打2失点で勝敗は付かず、日本投手最長に並ぶデビュー6連勝は持ち越したが、防御率1・08は再び両リーグトップとなった。
直球を高く、チェンジアップを低く。今永投手は信頼できるこの2つの球種を積極的に、かつしっかりと投げ分けていました。指で挟んで投げているので米球界ではスプリットに分類されていますが、6回2死一、二塁では5番・ボガーツに5球全てチェンジアップ。分かっていても打ちづらいボールで空振り三振に仕留めました。 8回。試合後に今永投手と話をする時間がありましたが、監督からは「あと2人、いってくれ」と言われたとのことでした。カブスは救援陣がやや弱い。それもあっての続投でしたが、今永投手の頭には「7回で終わりかな?」との思いもあったそうです。 自分も経験がありますが、一度気持ちを落としてから、再びマウンドに上がるために気持ちを整えるのは非常に難しい。また、2ランを打たれた場面は「直球のスピードが少し落ちてきている感覚でした」と今永投手。捕手のサインはチェンジアップでしたが、自信を持って直球を選択できなかった。これらの要素が積み重なって失点につながったのかもしれません。ただ、非常に難しいコースで打った打者を褒めるしかない一発でした。
7試合で防御率1・08。好調の要因の一つとして直球の回転数が話題になります。勘違いをしがちですが回転数が多いから抑えられる、ということではありません。そのボールの生かし方。それを知っているのが今永投手です。回転数より、投げ方。ゆったりしたフォームで、直球と変化球の腕の振りがまるで変わらない。これができる投手は実はメジャーでも多くありません。今永投手ならではのストロングポイント。今後、メジャーの打者はしっかり今永対策を練ってくると思います。(スポニチ本紙評論家)
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