地域の住民や首長、議員、行政の職員が、それぞれどんな責務や役割を担っているのかを定めた自治基本条例。「自治体の憲法」とも呼ばれるこの条例について理解を深めてもら...
地域の住民や首長、議員、行政の職員が、それぞれどんな責務や役割を担っているのかを定めた自治基本条例。「自治体の憲法」とも呼ばれるこの条例について理解を深めてもらおうと、鳥取県日吉津村役場で小学生を対象にした条例説明会があった。子どもたちは、条例でうたわれている「参画」や「協働」について学んだ。
条例の説明では、条例の柱である「参画」と「協働」について、条例推進委員が子ども会の活動などを例に説明。「活動するとき計画から関わり参加することが参画。同じ目標に向かって力を合わせて活動することが協働」などと話した。中田達彦村長も参加し、「日吉津は人口が増えているが、住む場所はあるのか」といった子どもたちの質問に答えていた。 当時、村役場の住民課長だった高森彰さん（62）は「住民投票後の意識調査では『役場を頼りにしている』といった声が多かったが、住民一人ひとりの力がないと自治は成り立たない。村を頼るばかりでは日吉津がダメになるという危機感もあった」と振り返る。
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