Wi-Fiの最新規格「Wi-Fi 7」について知っておきたいポイントを解説する記事。後編では、Wi-Fi 7で実現される通信帯域幅の拡大などについてチェックしていきます。
大前提として、Wi-Fi 7やWi-Fi 6Eでは、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯を利用できます。そしてWi-Fiでは、それぞれの周波数帯をさらに細かくチャンネル(チャネル)と呼ばれる単位に分けつつ、それらを束ねて利用する仕組みになっています。この“道幅の広さ”は、従来世代のWi-Fi規格では160MHz幅までありました。それがWi-Fi 7では、6GHz帯において最大320MHzまで拡大しています。
つまり、6GHz帯を使っている場合に限られますが、“高速道路の車線数”が倍になったようなイメージです。一度に転送できるデータ量が増え、通信速度がアップするほか、余裕を持って安定した通信が行えるというわけです。QAM(カム)とは、Quadrature Amplitude Modulation の略称で、日本語では直交位相振幅変調や直角位相振幅変調と呼ばれる技術です。Wi-Fiにおいて、デジタルデータを電波に変換する際に用いられる変調技術の方式のひとつです。なお、この4K-QAMは近距離になるほど高い効果を発揮する性質があります。見通し(障害物を挟まない位置関係)での通信、つまりデバイスとWi-Fiルーターが同じ室内で1~2mのような至近距離にある場合、通信速度が速くなりやすいということになります。
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