日本が世界に誇る人気怪獣「ゴジラ」が、2024年上半期、国内外の映画の興行をけん引した。3月に米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ―1.0」は、昨年11月から約7か月にわたりロングラン上映中。
4月から日本でも公開中の米映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」は、世界興収5・7億ドル(約895億円)を記録している。
日米ゴジラ作品の大ヒットの裏には、ゴジラのブランドを守り、発展させてきた“専門組織”の存在がある。配給の東宝に設置された組織「ゴジラ戦略会議」(通称・ゴジコン)と、ゴジラビジネスに特化した部署「ゴジラルーム」だ。その両組織でリーダーのポジションを務める吉川氏は、それぞれの役割を明かす。 「まず、2014年発足の『ゴジコン』は他部署と兼務の形で、ゴジラをより愛されるコンテンツにするためのアイデアを出し合うプロジェクトです。経理や不動産などから横断的に人が集められ、現在は15人が参加している。成功例の一つが、歌舞伎町の新宿東宝ビルのゴジラヘッドです」 一方、吉川氏やゴジラ作品の助監督経験者ら14人による「ゴジラルーム」は、兼任ではなく専属部署。16年の「シン・ゴジラ」大ヒットを機に設置され、ゴジラビジネス全般を担う。主な仕事は「〈1〉ブランド毀損(きそん)有無の確認」だ。ブランドを守るための細かなルールがある。
「大きなところだと、『ゴジラは完全に死なない』という設定や『ゴジラは人やものを捕食しない』などルールがあります。『―1.0』も脚本段階から確認作業に当たりました。ハリウッド版も同様です。感覚ではなく、約束や原則を明確にして管理することが作品の信用にもつながります」「マクドナルドや遊園地とのコラボや、ゴジラストアの拡大など、映画以外のタッチポイントを増やす工夫を地道に続けています。映画がない期間も、いかに既存のファンを楽しませ、若年層の新規ファンを獲得できるかが勝負です」
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
映画好きの落合博満氏「ゴジラ-1.0」は「見応えあった」が「映さない方が良かった」ものは…視覚効果賞を獲得した映像については「ゴジラのアップした顔とかっていうのは随所に出ていたんでね。これは見応えありましたよ」と高評価。「でも、あの撮影している風… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
Read more »
映画好きの落合博満氏「ゴジラ−1.0」は「見応えあった」が「映さない方が良かった」ものは…現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が3日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。第96回アカデミー...
Read more »
WOWOWに7月、ゴジラ襲来!TV初放送決定!『ゴジラ-1.0』『ゴジラ-1.0/C』WOWOWに7月、ゴジラ襲来!TV初放送決定!『ゴジラ-1.0』『ゴジラ-1.0/C』 株式会社WOWOWのプレスリリース
Read more »
アカデミー賞受賞『ゴジラ-1.0』が「映画ジャンル」今年度の最高初週売上に 「BDランキング」TOP5に4作ランクイン【オリコンランキング】第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した映画『『ゴジラ-1.0』DVD』が、初週1.5万枚を売り上げ、5月9日発表の最新「オリコン週間DVDランキング」(5月13日付)初登場1位を獲得した。
Read more »
小栗旬は続編への出演ならず…日本俳優のハリウッド進出を阻む壁 真田広之は特別な存在に(デイリー新潮)ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング」のリブート作品である映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」が4月26日に公開された。世界中のファンから愛される2大モンスターのリブート作品は、2021
Read more »
ゴジラのブランド管理とビジネスの発展を担う、東宝「ゴジラルーム」とは何か | 「ゴジラxコング 新たなる帝国」をもっと楽しむ!ゴジラ×コング×ナタリー 第4回日本が世界に誇る「ゴジラ」シリーズを生んだ東宝には、「ゴジラルーム」と呼ばれる部署があるのはご存知だろうか。2019年に誕生したゴジラルームは、その名の通りゴジラにまつわるビジネスを担う部署で、いかにキャラクタービジネスを大きくするかだけでなく、ゴジラというブランドのリスク管理なども行っているという。現在、第96回アカデミー賞で視覚効果賞に輝いた「ゴジラ-1.
Read more »