ほとんどの米国人が知らなかった日本風クレープ。NY発の専門店「Tスワール・クレープ」は、創業から9年で店舗数を米14州・33店舗に拡大した。「ラーメンや寿司みたいに食べてほしかった」と創業者。 →日本風クレープ専門店、米国で人気拡大中
中国系米国人のリンは鉄板焼きレストランで働いていたが、クレープ店を開きたいと志して退職。いとこのアンディとともに、開店資金20万ドル(約2640万円)を家族の援助のもと自己資金調達し、外部投資家なしで1号店を出店した。1号店を開いたクイーンズ区フラッシングは、アジア系移民の一大拠点だ。「アジア圏ではクレープがはやっていたので、客層として自然だった」という。店名の「T」はクレープ生地を伸ばすトンボの形状から「スワール」はトンボを使って生地を広げる動作から取った。
日本風クレープ専門店「Tスワール・クレープ」は、フランチャイズ・直営店とも健全に成長・拡大しており、店舗数は創業から9年で14州・33店舗(直営店11店舗、フランチャイズ22店舗)に増えた。ニューヨーク市内に8店舗、ニューヨーク州内に13店舗とリンの地元に軸足を置いた経営ながら、ペンシルベニア州フィラデルフィア、テキサス州ヒューストン、コネチカット州ニューヘイブン、カンザス州ウィチタ、ニュージャージー州フォートリーなど米各地に展開している。フランチャイズ加盟店の店長は全員ニューヨークの本部で1カ月間の研修を受け、クレープの作り方を習得し、品質と一貫性について学ぶ。フランチャイズの成功の要は適切な契約先を選ぶことだ。「私と同じくらいクレープへの情熱のある人を探している」とリンは断言する。
リンの店の日本風クレープがフランスのクレープと異なる点は2つ。小麦粉ではなく米粉を使っていること、T字型の木製のトンボを使って生地を熱した鉄板に広げて焼くことだ。「こうすることで、外はカリッと、中はふんわりとした食感のクレープができる。グルテンフリーで、甘いものにもしょっぱいものにもよく合う」
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
充電タイミングによりCO2排出量が大きく変化 かしこいEVの充電タイミングとは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)電力システムの脱炭素化を目指す電力シェアリングは、EVの充電を日中に行い、EVからの電力網や家庭への電力供給のタイミングを調整することでC02削減効果を高め、その「環境価値」の正確な算定、評価、取引を行うための技術を開発し、特許を取得しまし...
Read more »
米国の資産525兆円、その多くがタックスヘイブンに隠されている | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)米国納税者のうち、ひと握りの超富裕層が、数兆ドル(数百兆円)もの資金を国外の口座に預けており、そのかなりの部分が「パートナーシップ」を経由してタックスヘイブン(租税回避地)に置かれていることが、新たな研究で判明した。国外の金融機関から米内国...
Read more »
「生きている植物の葉」を使う発電システム、イタリア技術研究所 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)葉っぱが風にひらひらと揺れているのは見慣れた光景だ。では、その動きを利用して機械を動かすことが想像できるだろうか。突拍子もない話に聞こえるかもしれないが、「摩擦帯電」という現象によってそれは可能だ。2つの表面の間で、摩擦によって電気が生まれ...
Read more »
法螺貝の役割を生かした生き方「ホラ・ドリブン」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)先の見えない不確定な時代。企業は中長期目標でもある「ビジョン」を掲げ、社内外の共感を集め、自ら未来を切り開こうとしている。そのときの「ビジョン」は、人をワクワクさせるものでなければいけない。それって「ホラ」とも言い換えられるかも。ウソではな...
Read more »
誕生を祝う新しい文化に 世界にひとつだけの「君の椅子」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)誕生した「新しい生命」に職人手作りの椅子を贈る「君の椅子」プロジェクト。0才児といえども人格・人権を有しているとの思いを込めて「君」と名づけ、居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みだ。 →誕生を祝う新しい文化に 世界にひとつだけの「君の椅子」
Read more »
中絶のための州間移動を制限する最初の州に、アイダホ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)共和党議員が中絶へのアクセスを制限し続ける中、アイダホ州知事は大人が親の同意なしに未成年者を中絶のために移送することを違法とする法律に署名し、アイダホ州は中絶のための州間移動を制限する最初の州となった。アイダホ州のブラッド・リトル知事(共和...
Read more »