新型「セレナ」なぜ残価率がランクル並みに高い? トヨタとホンダのライバル車に対抗する日産の秘策とは セレナ 日産 ミニバン 残価設定ローン
2022年は「ミニバンの年」でした。1月にトヨタのミドルサイズミニバン「ノア/ヴォクシー」、5月にホンダ「ステップワゴン」、11月には日産「セレナ」がフルモデルチェンジを実施したほか、コンパクトミニバンでは、8月にトヨタ「シエンタ」も一新されました。各メーカーの開発者に尋ねると、「ミニバンは国内専売で、コンパクトカーも国内の販売比率が高いカテゴリーです。各メーカーが同じお客さまに向けて商品を開発しているため、似通った時期に同じカテゴリーの車種が一新されるのでしょう」という返答が多く聞かれました。今は新型コロナ禍の影響で半導体などの供給が滞り、新車の納期も長引いています。販売競争をしたくても困難な状況ですが、それでも冒頭に挙げたミドルサイズミニバンは、互いに比べられるライバル同士です。
ミドルサイズミニバンのライバル競争で有利な車種は、2022年に入って真っ先に発売されたノア/ヴォクシーでしょう。逆にもっとも遅かったセレナは不利です。ミニバンを欲しい人達が、ノア/ヴォクシーやステップワゴンを購入し始めた後で、新型セレナが登場したからです。残価設定ローンとは、契約時に数年後の残価を設定して、残価を除いた金額を分割返済するローンです。仮に3年後の残価が新車価格の45%なら、残りの55%を3年間で返済。返済期間を満了しても車両は自分の所有にはなりませんが、少ない返済額で使って返却できます。価値が減る分のお金を支払うため、リースに近いローンともいえるでしょう。一般的に3年後の残価は新車価格の43%から48%ですが、新型セレナの「e-POWERハイウェイスターV」は67%と際立って高いのです。5年後の残価率は、一般的には35%から40%ですが、新型セレナのe-POWERハイウェイスターVは56%です。
ここまで残価率が高い車種は珍しく、予約が殺到し受注を停止する前にトヨタ「ランドクルーザー」が提示していた、3年後で70%の高い残価率に匹敵します。残価率の高さでランドクルーザーに対抗できるのは、新型セレナだけでしょう。
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
セレナ対ステップワゴン、家族向けミニバン比較日産のミドルサイズミニバン、6代目となる新型「セレナ」の概要が発表され、ガソリン車が2022年冬、ハイブリッドの「e-POWER」車が2023年春に発売される。ファミリー層向けミニバン市場を牽引してきた同モデルは、…
Read more »
セレナ対ステップワゴン、家族向けミニバン比較 日産とホンダのライバル2台で大きな違いは? - トピックス|Infoseekニュース日産のミドルサイズミニバン、6代目となる新型「セレナ」の概要が発表され、ガソリン車が2022年冬、ハイブリッドの「【トピックス】
Read more »
トヨタ新型「プリウス」欲しい人続出で「買えない?」 各販売店の「今」どんな状況? - トピックス|Infoseekニュース2022年11月16日に世界初公開された新型「プリウス」。現在販売店ではどういった状況なのでしょうか。■新型「プリ【トピックス】
Read more »
「リッチすぎる内装」が評判に! マツダ新型SUV「CX-60」実際に乗ってわかった使い勝手の「評価」とは!?豪華な内装や新開発の直列6気筒エンジン+FRレイアウトなどで話題を呼んだマツダ 新型「CX-60」ですが、実際に使ってみた際の評価も気になるところです。今回は街中などを中心に日常的に乗った印象についてまとめました。
Read more »
新型ミニバンは「車酔い」対策にホンキ!? 「セレナ」「ステップワゴン」それぞれ“酔わない”ための工夫とは新型ミニバンは「車酔い」対策にホンキ!? 「セレナ」「ステップワゴン」それぞれ“酔わない”ための工夫とは 車酔い ミニバン 新型ミニバン セレナ 新型セレナ ステップワゴン 新型ステップワゴン
Read more »