乳児を育てるとき、母乳を与えるか、粉ミルクを与えるかの選択肢がある。粉ミルクは500億ドルの世界市場であるにもかかわらず、過去40年間ほとん…… → 授乳の苦労にさようなら。人工母乳の可能性 #ForbesJAPAN
食品科学者のローラ・カッツ(29)は「代替肉や代替乳が受け入れられ始めている。粉ミルクの技術革新も必要なはず」と粉ミルクに代わる人工母乳の会社Helainaを2019年に立ち上げた。酵母と発酵技術を用いて実際の母乳に含まれるタンパク質を忠実に再現する。現在臨床試験の初期段階だが、市場で販売し始めれば母乳のような体力的・時間的コストのかからない代替ミルクを広く提供でき、数社による粉ミルク市場の停滞・寡占状態も打破できると期待される。
カッツの元指導教員でニューヨーク大学教授のステファニー・バーディンは「試験管でつくったミルクを乳児に飲ませることに最初は抵抗があるかもしれないが、その利便性と効果で買う人は増えるはず」と語る。母乳をネックに妊娠・出産をためらう女性にとって人工母乳は希望となるかもしれない。カナダ・トロント生まれ。Helainaの創業者、食品科学者、ニューヨーク大学非常勤教授。24歳のとき同校の最年少教授となる。2019年にHelainaを創業。米国版「Forbes 30 Under 302022」に選出。
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