【岩手県北バス、狭い山道走る「大型バス」の運転技】 集落をつなぐ「ハンドルさばき」・宮古市南部編 東洋経済オンライン
こうしたローカルバスには珍しく、市の中心部から周辺地域へ向かう形になる、朝8時30分に宮古駅前を出る石浜行きが好都合で、これに乗ることにした。どのような需要があるのか、時刻表からは読み取れない。川帳場バス停に到着する重茂方面石浜行き(筆者撮影)
案に相違して、前扉のみ、リクライニングシートの観光・高速バスタイプの大型バスが石浜行きとして現れたのには少々驚く。かつては盛岡―宮古間の「106急行バス」に使われたものだろうか。私以外に乗客はいない。次のバス停が工業校舎前。元の県立宮古工業高校、いまは宮古商業高校と合併して宮古商工高校の工業校舎となっているところだが、高校生の利用もない。 バスはまず、V字形に切れ込んだ宮古湾の東岸に沿って走る。珍しく波打ち際を行く道で、防潮堤などで遮られない海の眺めが楽しめる。また津波が来たら、ひとたまりもないだろうが、民家がないエリアなのだ。この湾の西側を国道45号が通っている。道路が通じる前は宮古港まで渡船が出ていたそうで、確かにバスはかなり遠回りなルートを走っている。
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