元「Ｖ６」で俳優の岡田准一（４２）が、ジャニーズ事務所からの退所を発表した。２日に事務所の公式サイトで報告された。
岡田自身、ファンの皆様に辛い思いをさせてしまっていることや、将来にわたってご一緒くださる関係者の皆様に、これ以上、ご迷惑をおかけしたくないという思いが強くございました。加えて、自身の年齢やこれからのキャリアを考え、より一層モノづくりや演じることを追究していきたいというビジョンを抱いていたことも、決断に至った理由となります。そして、岡田より思いを聞き、話し合いを重ねた結果、今回の結論に至りました。これから、岡田が望む環境で長く活躍できることが最優先されるべきであり、弊社としましては、今後の活動を陰ながら応援をしたいと考えております。これまでも、アイドルから俳優へとキャリアチェンジした自分だからこそ、弊社に残ることで後輩にできることがあるのではないかという考えから、ともに会社を良くしようと様々な提案をしてくれた岡田に対して、心から感謝いたしております。
この日一部メディアで岡田の退所が報じられ、午後に都内で開いたジャニー喜多川元社長（享年８７）の性加害問題をめぐる会見でも言及。会見に出席したジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦は「岡田准一に関しましては、連絡を取っています。こんな言い方あれなんですけど、関係性は変わらないので」と語り、「会社があって会社を出るとか、そういうことは関係ないよねって話をしていて」と会話の一部を明かした。 東山紀之新社長が説明を加え、「エージェント契約をエージェント会社にしていくということは、そういう自由度もあるんだということを、僕も感じております。本人たちが選択できるということですね。もちろんエージェント契約もできますし、個人で働きたいという考えもよくわかる」と理解を示し、岡田に関しても、新たに設立するマネジメント会社とエージェント契約の可能性があることを示唆した。
岡田が所属していた「Ｖ６」は２１年１１月に解散し、同時に森田剛がジャニーズ事務所を退所。今年５月には三宅健も退所し、その後滝沢秀明が設立した新会社「ＴＯＢＥ」に合流した。ジャニーズ事務所では近年、退所者が続出しており、今年に入ってからは三宅のほかに、昨年１１月に「Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ」からの脱退を発表した平野紫耀と神宮寺勇太が５月に退所。同時期に脱退を公表した岸優太も９月末で退所した。「Ｋｉｓ―Ｍｙ―Ｆｔ２」の北山宏光も８月末で退所。平野と神宮寺勇太、北山も「ＴＯＢＥ」に移籍した。 ◆岡田 准一（おかだ・じゅんいち）１９８０年１１月１８日、大阪府出身。４２歳。９５年、Ｖ６として「ＭＵＳＩＣ ＦＯＲ ＴＨＥ ＰＥＯＰＬＥ」でＣＤデビュー。２００３年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」で映画初主演。１４年にＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演。「永遠の０」で１５年の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」、「燃えよ剣」で昨年のブルーリボン賞主演男優賞を受賞。プライベートでは１７年１２月に女優の宮崎あおいと結婚し、１８年１０月に第１子男児の誕生を発表した。血液型Ｂ。
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