ハフポスト日本版ニュースエディター。ロッキング・オン、リアルサウンドを経て現職。興味分野は音楽、映画、ドラマ、文学などカルチャー全般。
1999年に釜山で生まれたオ・セヨン監督は、中学生の時から人気歌手、チョン・ジュニョン氏(※)のファンだった。イベントで「オッパ」(女性が兄や年上の男性を呼ぶ際に親しみを込めて使う「お兄さん」という意味の言葉。好きな年上アイドルに対しても使われる)から認知され、テレビ番組で共演するなど「成功したオタク」になった。自分の人生に与えた影響について、映画の中でこう回顧する。
「もちろん被害にあった方を傷つける言動などの二次加害はあってはならず、事件が明るみになった後にファンがどう行動するかは大事です。いまだに『彼は騙されただけ。代わりに罪を着せられた』と主張する人は、裁判で明らかになった事実に目を向けるべきです。これまで「ファンは日の当たらない存在」だったが、ドキュメンタリーでは、そのひとりひとりの顔と声に目を向けることが大事だと感じたという。本作には、推しが性犯罪者になった女性のファンが実名顔出しで何人も登場する。 推しが犯罪者になったら、ファンも加害者になるのか。罪に加担したことになるのか。この問いに、メディアや世間に「批判される」対象としてではなく、自ら向き合ったのがオ・セヨン監督であり、「成功したオタク」である。映画では、疑惑を報じた記者にも会いに行った。その記者は「性犯罪者と決めつけた記事を書いた」として当時ファンから責められ、オ・セヨン監督も「悪者扱い」していたという。記者に謝罪をして事件時の心境を互いに語り合い、「長年の友人のような」関係を築いた。オ・セヨン監督自身に今は推しがいないという。興味を持っても疑う気持ちが芽生え、「事件の影響は否定しきれない」と苦笑いを浮かべた。
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