【スコッツデール（米アリゾナ州）６日（日本時間７日）＝一村順子】エンゼルスからフリーエージェント（ＦＡ）になった大谷翔平投手（２９）の争奪戦が、本格的に始まった。日本時間７日の午前７時をもって全球団
の交渉が解禁。７～９日（同８～１０日）には当地でＧＭ会議が行われ、各球団のフロントによるアピール合戦が始まる。会議前日から各チームの人事が早くも動き出し、大谷の去就も、来月のウィンターミーティング（ＷＭ）を待たず、月内に決まる可能性もありそうだ。
大谷獲りを狙うチームに、早速動きがあった。カブスは１５年途中から今季までブルワーズの指揮を執っていたカウンセル監督が、メッツはヤンキースのメンドサ・ベンチコーチが新監督に就任したと次々に発表。ＭＬＢネットワークのモロシ記者は、エ軍も今週中にも新監督が決まる見通しであるとＳＮＳで明らかにした。 素早い動きには理由がある。大谷は、金銭面以上に起用法やチーム方針を重視すると考えられる。各球団は首脳陣が固まっていないことや、ポジションがかぶる大物の存在はマイナスになるため“大谷シフト”ともいうべきチーム編成を急いでいる。
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