悪意のあるSMS経由で認証情報の窃取を狙う「スミッシング」が流行中です。一歩間違えば自らが“加害者”にもなりかねないこの攻撃。“加害者”にならないための究極の対策を紹介します。
被害者はスマートフォンに不正なアプリをインストールするなどでマルウェアに感染し、知らず知らずのうちに、勝手にSMSを送信しています。上記研究会でマクニカが公開した資料によると、スミッシングの発信源の99%はマルウェアに感染した端末だとされています。この他、同じく研究会に参加しているトビラシステムズからは、悪意のあるSMSを送信するマルウェアとして「MoqHao(XLOADER)」「KeepSpy」が取り上げられています。文面を見たら分かるかと思いますが、皆さんも一度はこれを受け取ったことがあるのではないでしょうか。このリンクをクリックすると、攻撃者が用意した偽のログイン画面につながり、そこから認証情報を盗む、という動きが見られるようです。
「Android」を狙ったマルウェアインストールの誘導が盛んになっている(出典:不適正利用対策に関するワーキンググループ(第1回)資料「スミッシングモニターについて(トビラシステムズ株式会社)」から抜粋) これらのSMSは、基本的には「無視」するしかありません。一部、これらの送信者をサイバー犯罪者として断定し、SMS送信者の電話番号に連絡する方もいるようですが、恐らく電話の持ち主はSMS送信を把握していないはずで、全くの無意味です。 筆者も送信者側がSMSを大量に送信していることに気が付かなければ対処不可能だと思っていましたが、どうやらマルウェアが送信履歴も操作するようで、SMS送信の利用量が跳ね上がっていることに気付く以外、マルウェア感染の“被害者”が対処する方法は存在しないようです。その意味では携帯電話事業者が用意する、迷惑メール報告窓口に淡々と連絡するのが現状では最善かもしれません。
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
導入したけど誰も使ってくれません! 重視すべき「チェンジマネジメント」とは(1/2 ページ)新しいシステムの導入は人的要因で失敗することがある。新システムに適応するには少なからず負担がかかる。そこで重視すべきが「チェンジマネジメント」だ。本稿ではチェンジマネジメントに基づくシステム導入のコツを紹介する。
Read more »
カーボン・クレジット制度の国内外の動向、クレジットの質・訴求方法は一層厳格に:法制度・規制(1/4 ページ)経済産業省はカーボン・クレジット制度に関する検討回を開催し、急速に変化するカーボン・クレジットを巡る国内外の動向に関して議論が行われた。
Read more »
「Microsoft Copilot」をスマホから使おう:ChatGPT使いこなし術(1/3 ページ)「ChatGPT」の基礎から応用まで、仕事や生活で役立てるためのTipsを連載で紹介する。
Read more »
ダイソーの本気を見た! 1100円のヘッドセットやBT 5.3対応完全ワイヤレスイヤフォンを試して分かった強みと弱み(1/3 ページ)大創産業が「東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」出展に合わせ、コラボ製品を発表。旬なカラーリングのスマホ関連グッズが低価格で販売されるとのことで、SNSもざわつきました。編集部でも、いくつかのアイテムをピックアップして購入してみましたが果たして……。
Read more »
突如「ひよこババア」トレンド入り──クレカブランドの要請で「DLsite」が案内した表現変更が話題に(1/2 ページ)「ひよこババア」「動物なかよし」――同人やPCゲーム、電子書籍のダウンロード販売を手掛ける「DLsite」が、クリエイター(サークル登録者)に告知した案内がX(旧Twitter)で話題だ。一部のワードはトレンド入りする事態となった。
Read more »
小林製薬、遅きに失した決断 「ブランドに悪影響」紅麹原材料の納入先企業からも批判(1/2 ページ)小林製薬が製造・販売した「紅麹(こうじ)」のサプリメントを摂取したとみられる1人が腎疾患で死亡していたことが分かった。因果関係は不明だが、健康被害への不安が急速に広がっている。
Read more »