【ゲンク(ベルギー)13日=ペン・後藤亮太、カメラ・小林泰斗】日本代表(FIFAランク20位)が12日、トルコ代表(同41位)に4―2で勝利。先発10人を入れ替え、MF伊藤敦樹(25)=浦和=が代表
初先発初ゴール、MF中村敬斗(23)=Sランス=が2得点と新戦力が猛アピールも、1点差に迫られるなど課題も残った一戦。冨安健洋(24)=アーセナル=は「緩みが出た」と指摘し、その言葉の真意を後藤亮太記者が「読み解く」。欧州遠征連勝締めの喜びをみじんも感じさせることなく、ミックスゾーンで冨安は厳しい言葉を発した。前半にドイツ戦不出場の伊藤敦が豪快なミドルを決め、中村敬も2ゴールで猛アピール。ただ、同戦から先発10人を入れ替え、この日は後半34分から出場した冨安は、本気で26年北中米W杯優勝を目指すために、前半36分で3―0にしてからの試合運びに課題を感じていた。
「ちょっと緩みは出ましたよね。間違いなく。そこで(追加点を取って)試合を決めきる、(相手を)殺しきる。3―0、4―0で緩みを出さないところは、やっていかないといけない。もし、僕がピッチにいたら、後ろから締めることはより意識してやりたい」 世界基準を知るからこその警鐘だ。名門・アーセナルでの試合を引き合いに「2―0になって緩みが出て、2―1とかで終わって後味悪いみたいな試合があって」。この試合も初先発で3点目をアシストしたDF毎熊は前半終了間際にセットプレーを与え、ゴール前で競り負けて失点を許し、攻撃でもFW古橋は決定機を決められず。前主将の吉田が不在となり、冨安はすでに代表の中心を担う存在。だからこそ「殺しきる」という言葉を取材中2度繰り返してまで、隙を与えない重要性を強調した。
日本代表は6月から計18得点で4連勝と無双状態だが、冨安は究極の目標も設定した。「勝ち癖をつける。W杯まで3年ありますけど、全部勝てればいいし目指さないといけない」。前回大会王者のアルゼンチンもW杯まで36戦無敗。同じ道を歩んでいく覚悟も示した。 トルコ戦で森保一監督(55)は、MF田中に主将マークを託し、今後も主将・遠藤が不出場のときにはローテーションで多くの選手に経験させるプランも示した。指揮官は「みんなに自分がリーダー、キャプテンだと思ってほしい」としていたが、冨安のような高い意識を共有しているのが今のチーム。まだまだ強くなる予感しかない。
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