国立がん研究センター東病院を舞台とした汚職事件で、2021年に医療機器メーカー「ゼオンメディカル」から約170万円を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された元同院肝胆膵内科医長の橋本裕輔容疑者(47)が、この前年にも同社から現金百数十万円を収受していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。 ゼオン社から同容疑者の口座に振り込まれており、警視庁捜査2課は、この現金の趣旨を詳しく調べる。 捜査関係者によると、橋本容疑者はゼオン社製の医療機器「ステント」の使用感や有効性の調査に協力する謝礼として、販…
国立がん研究センター東病院を舞台とした汚職事件で、2021年に医療機器メーカー「ゼオンメディカル」から約170万円を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された元同院肝胆膵内科医長の橋本裕輔容疑者(47)が、この前年にも同社から現金百数十万円を収受していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、橋本容疑者はゼオン社製の医療機器「ステント」の使用感や有効性の調査に協力する謝礼として、販売価格16万~17万円のステント1本を使うたび、1万円を受け取る契約を19年度に締結。20年4月以降、口座に百数十万円が振り込まれた。契約は1年ごとで、謝礼の支払額は年度末までに使用したステントの本数に基づき算出され、一括で振り込まれていた。
国立がん研究センター東病院を舞台とした汚職事件で、2021年に医療機器メーカー「ゼオンメディカル」から約170万円を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された元同院肝胆膵内科医長の橋本裕輔容疑者(47)が、この前年にも同社から現金百数十万円を収受していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、橋本容疑者はゼオン社製の医療機器「ステント」の使用感や有効性の調査に協力する謝礼として、販売価格16万~17万円のステント1本を使うたび、1万円を受け取る契約を19年度に締結。20年4月以降、口座に百数十万円が振り込まれた。契約は1年ごとで、謝礼の支払額は年度末までに使用したステントの本数に基づき算出され、一括で振り込まれていた。